比較的近いところに桜のトンネルがあります。
昨日の午後、散歩がてら、桜の様子を見に。
6分咲きか7分咲きくらいでしょうか。満開になると、桜の木がもっと大きくふっくらします。
途中、この桜並木沿いの家の庭に、鮮やかな三つ葉つつじが咲いていました。
今年、三つ葉つつじを見るのは初めてなので、カメラで撮影していると・・・。
後ろから「ちょっと」とこの家のご主人らしき人から声をかけられました。
てっきり「勝手に写真を撮らないで」という注意かと思いましたが、そうではないようです。
「これこれ、こちらにも」と庭の花々を次々、見せてくださいました。
こちらは「キバナシャクナゲ」と。
先日、やはり花好きの友人が、山に行って見たとのことで、ラインで写真を送ってくれた日陰つつじにも似ています。雄蕊の先が赤く可愛い花です。
隣には馴染みの赤いシャクナゲも。シャクナゲといえば、女人高野といわれる室生寺を思い出します。
長い階段の先に、小さいけれど、それ故にか、ますます気品を感じさせるる五重塔が泰然と立つ姿が、目に浮かんできます。
花は、その時々の思い出を蘇らせるものでもあります。
この辺りではなかなか見られない、ヒトリシズカも。「最盛期は少し過ぎた」とご主人が残念な様子でした。
石垣に沿って植えられているヒトリシズカ。種を撒かれたようです。
まさかこんな近くで見られるとは思わなかったラショウモンカズラ。
ミヤコワスレノの原種でミヤマヨメナというそうです。蕾で花色がまだ見えませんが、ミヤコワスレと違い、それより薄く優しい色合い、ということです。花が咲いた頃にまた見に来たいと思います。
初めて目にするフタバアオイの葉と花。もう少し経つと花弁が反り返るそうです。
ニリンソウ。
思いがけず、桜見物ならぬ、山野草見物ができました。
こんなに近くに山野草御殿があることを知り、新しい発見の日となりました。
こちらは、帰り道、雑木林の脇に咲いていたバイモです。