市内の、比較的近くにある大学のキャンパス内に、まだ雑木林がいくらか残っています。
今でこそ地下鉄駅ができたりして都会化が進んでいますが、昔はこのあたりは山だったようです。
植栽されたものとは違う自生と思われるミツ葉ツツジだったり、毎年開花を楽しみにしている希少なヤマユリも私の知る限り一か所だけですが見られます。
その雑木林の一角に、白い花をたくさん付けた大木がありました。
4月20日に撮った写真ですからもう1か月以上前の姿です。
右側の太い幹から出たひこばえにも花がいっぱい付いています。
細かな花が集まって房状に咲いています。
グーグルレンズをあてると、クロミノニシゴリ、サワフタギなどが出てきますが、イヌ桜、ミヤマ桜、もありえるのでは?
ここにはもう10年以上前からこの時期にたびたび来ているはずです。この大木の横を通っていたはずですが今までこの花に気が付いたことがありません。
咲いていたにもかかわらず気が付かない、見ていたつもりなのに見ていない・・・
目の前にあるものはすべて見ている、と思っていましたが、そうとは限らないですね。