時々通る大学のキャンパス内に、雑木林が数か所あります。
例年この時期になると、その雑木林のあちこちから必ず漂ってくる香りがあります。
ヒサカキの花の香りです。
榊のようだけれど榊に非ず、ということで非榊とも言うようです。
木の数も多く、辺り一面に独特の芳香を漂わせています。
特徴のある強い香りで、この香りを好きという人より、むしろ嫌いな人の方が多いのではないでしょうか。
世の中には、好むものばかりが存在するとは限りません。好まないものも多々あります。
好むと好まないに関わらず、それが存在する必然性はきっとあるのでしょうね。
恐らく、嫌いな人の方が多い、と思われるこのヒサカキにはどんな必然があるのでしょう。
できることなら、当のヒサカキに聞いてみたいですね。
ヒサカキに聞くというより、神様に聞くということでしょうか。