尾崎三峰山を下り、時間があったので明王山にも行ってみようと思いました。
途中、昔、父が度々連れて行ってくれた苧ケ瀬(おがせ)池に立ち寄りました。池自体は昔の儘、周りの景色も左程変わっていません。
対岸の住宅が、多少増えているのと、隣に整備された公園が出来ているくらいです。
池の中に竜神様のお社が建っています。
迫間不動に向かう途中の道。今では、このように拡幅整備されていますが、50年くらい前は、山の崖っぷちを父親が難儀して運転しながら通りました。
対向車が来ると、お互い、山側、谷側に器用に車を寄せてすりかわり、とても怖かったことを憶えています。
迫間不動は、昔は、それほど山深いところだったのです。
明王山の山道に咲くコアジサイが涼し気です。
ニガナでしょうか。薄暗い山道に、点々と明りを灯しています。
テイカカズラでしょうか。見たのは1か所だけでした。
三峰山に続いて、明王山へ、という私にとっては、かなり欲張りな計画でした。
登山途中、誰とも行き会わず、山頂まであとどれ位かもわからず、疲れてベンチで休んでいると、天の使いとも言える田中陽希さんのような、ランニングしながら山から降りてくる若者が通りかかりました。
山頂まであと3~400メートルと教わりましたが、帰りの時間も気になり、ここでリタイアーしました。
またいつか天候に恵まれた日を選んで、再び来てみようと思いました。
追記
数年前から考えていた ”花のフォトエッセイ” をAmazonから出版しました。自身で撮った花の写真1枚毎に、短いエッセイを付けました。(ペンネームです)