今年は、エゴノキの一番美しい時期を見る機会を逸してしまいました。
これは満開を少し過ぎたエゴノキの姿です。
気のせいか、何だか恨めしそうに見えます。
「もう少し早い時期に見て欲しかった。花を咲かせるために1年間頑張ってきました。たった数日のあいだだけ花を咲かせるために、1年間頑張ってきたのに、それを見過ごすなんて・・・」
薄墨桜を見に根尾谷へ、アカヤシオの花を見に御在所へ、水芭蕉を見にひるがの高原へと、留守をしてエゴノキの存在を軽視していました。
そう思いながらエゴノキの前に立つと、新しい発見がありました。
ジャスミンに良く似た強い芳香を漂わせています。
実は、私はジャスミンの香りが少々苦手なのです。
他の花に気を盗られていた私に、エゴノキが強力な抗議をしたのですね。