一昨日夕方のTVで松平郷で蝋梅が咲き始めたというニュースを見ました。
初めて聞く松平郷という地名にも興味が沸き、行ってみよう・・・と。
我が家から車で1時間弱、駐車場に車を止め、緩やかな斜面を400~500m程登って行きます。
風情のある長い塀が続きます。室町塀というそうです。
前方、少し高い山の上に風格ある寺が見えて来ました。
人けのない静かな落ち着いた佇まいのこの寺は一体どんな歴史を秘めているのだろう。
山門に高月院、と。格調の高さを感じさせます。
看板には徳川氏の始祖、松平家の菩提寺とあります。
山門の前に立つと蝋梅の甘い香りが漂ってきました。寺の横に植えられた8本ほどの蝋梅の花がちょうど咲き始めたところでした。
山門から本殿に向かいます。
家康公お手植えの枝垂れ桜
高松宮殿下お手植え
秩父宮妃殿下お手植え
徳川義久公お手植え
家康の祖先である松平氏の墓所 初代、2代、4代目夫人の墓所
参道の途中に茶屋がありましたが、この日は生憎の定休日でした。
麦飯とろろ、が目に付きます。
こちらは高月院の麓にある東照宮です。
産湯の井戸はこの先にあります。
松平家は代々この井戸の水を産湯に使ったといわれる。
拝殿を飾る格天井。家康没後400年にあたる2015年、記念大会の折に、この108枚の漆絵の天井画が奉納された、とのこと。
松平郷の四季を彩る様々な草花が描かれ、四隅には二葉葵の絵が配されています。
豊田市小原地区に工房を構える漆芸家安藤則義氏の制作、とのことです。
帰りがけ社務所に立ち寄ると、天井画をモチーフにした綺麗なご朱院帳が目に留まりました。
今までに御朱印をいただいたことはありませんが、この綺麗な御朱印帳に魅せられ思わず購入。
これからあまた寺を巡る際に携行していくことになるのでしょう。
たまたま前日に見たTVに誘われ蝋梅を見に来たわけですが、こうしていろんな出会いと発見がありました。
御朱院帳購入についても単なる偶然ではなく、何だか神様が私にそう指示されたような、そんな不思議さを感じます。