気温22,3度の北海道道東の霧多布湿原。その冷涼な気候の中で咲いていた花々です。
たくさんの花々が咲き乱れる中、特に目立ったのが、このエゾカンゾウ。
別名ニッコウキスゲ。今の時期がもっとも美しいということでした。
そして次に存在をアピールしたのは桧扇(ひおうぎ)あやめと野花菖蒲(のはなしょうぶ)。桧扇あやめは紀子様のお印になっているそうです。
こちらは野花菖蒲
霧がたびたび現れクリアーな写真が撮れませんでした。霧があえて幻想的で柔らかな雰囲気を演出したのかもしれません。
そして最盛期がやや過ぎたワタスゲ(綿菅)も辺り一面に。白い小さな花が風に揺れています。
北海道のこの地域は高山ではありませんが高山植物が生息しています。
「“高山植物”という分類の仕方に疑問を感じます」と言われたペンションのオーナーの言葉が心に残りました。
本州に住む人にはこれらの花は高山でしか見られませんが、北海道では平地に咲く花です。
何気なく高山植物と言っていましたが、確かに本州目線の表現かもしれ無いと、思いを新たにしました。