いつの間にか こんなに心冷えて
困ったな
せめて 唯1つ想う事だけが
最後の砦でありますように
醒めきれない頭で願う
誰か この子に鎧を下さい
我が身を守る事の出来る力を
外界の全ての刺激を遮断する
頑丈な鎧を下さい
誰かを守る事の出来る力を
黙々と負荷に耐えて
目的へと足を運ぶしかないとしても
それでもまだ
何かを生み出すと
信じる
心持ち 明るくなる気がする空を見やり
数式と理論と眠気に 片足突っ込んだ僕は
乾いた目こすりながら 布団に入る AM3:45
着地したのは 綿雲の上
落っこちる前に 眠ってしまおう
白い壁に留めた 空の切り抜きが
ちりんと 一度 風を通した
今日が終われば 早々に君に会いに行こう
忘れないうちに 言っておこう
ごちゃ混ぜになる前に とりあえず 君を見つけに行こう
はじめまして と言った瞬間を 思い出してた
目を 逸らせなかった
その唇が 微笑へと形変えるのを 見てた
僕の名前を紡ぎ出すのを 見てた
助けて と 呪文のように繰り返してる
そのたびに君の手が
しっかりと僕を引き上げるんだ
暗闇が纏わり付くたびに
大丈夫 と 魔法を掛けるんだ
胸に宿る 1つの光
君という 希望
永遠の名の下に閉じ込められたとしても
高らかに 時を刻め
揺るがないもの
絶対的という存在
消し去る事の出来ない道は
1つ
強く握り締める 想いは
唯
1つ