夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<私が生きている 今 というもの。>

2012-09-06 | つれづれ


今日の夕暮れ時は 幸せな香りが 駆け抜ける 良い風が吹いてた。


光が雲を キラキラさせてて、そのうちピンク色に染まって 綿アメみたいな空。
写真にすると 上手く切り取れない。
人間の眼は 最高級のオートフォーカス。
悔しいくらいに都合のいい 高性能だ。
いつか 真似できないかな。


徐々に伸びてく 飛行機雲に乗って どこか行けたら良いのに。


そうやって見てると、どんどんと色が変わって
遠くに沈む太陽が すこし切ない気持にさせる。


宇宙から地球を見たときの 渦巻くような薄い雲の流れが ゆっくりと回転しながら動いていく様が
まるで プラネタリウムの真ん中に立ってて まぁるいドームの天井が 開いていくような
そんな気になって
地球って 本当に丸いんだなって そう思った。


いつも海に沈む夕陽を眺めているときに 
地球って 本当にすごいスピードで回ってるんだなっていうことに 気付かされる。
そうして考えてると 時間っていうのは 数えていないから気づかないくらいに
一瞬一瞬がものすごいスピードで飛び去っていて。
そして 積もり積もった 気が遠くなるほどの時の流れが 時代になって。

果てしないほどの地球が刻んできた 時代たちの中で
ちょうど今 この時代に生まれて 
この今の日本に生きて 
偶然にも この大切な音楽や 素敵な作品や 感動した事 大好きな人たち
そういうのに 出会えて
そんな偶然の塊が 今の私の足元まで続いてる。
それって すごく
幸せだなぁって。
そんなふうな所に 落ち着くんです。

だから一日一回は 空を見上げる。
晴れの日も 雨の日も 曇りの日も。
その壁の向こうにある 空の青を探して 見上げる。
見上げるという行為は ちょっと 体の芯を 伸ばしてくれる。
そんな気がするから。

たくさんの偶然は
その瞬間の私にとって
必要だった偶然なんだってことを 信じてる。

そんなことを考えてた 今日の夕暮れ。