肺がんのステージ4のガンに侵されて生還したノンフィクション。 
私自身はガンではないのですが…
かなり売れているそうです。
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私自身はガンではないのですが…
ガンになった時の心構えのために読みました。
とはいえ、私個人としては抗がん剤治療をけっての代替医療や民間療法には疑問です。
以下、自分メモ。
・僕よりも悪いことしているヤツ、いっぱいいるじゃないか
なんで僕なんだ
不公平だ
僕以外にもいっぱいいるじゃないか
なんでなんだよ
いやだ、いやだ、いやだ、死にたくない、死にたくない、死にたくない
・(循環器、心臓部)に比べてがんには時間がある。いろいろなことを調べて治療をする時間がある
・胸が、痛ーくなります
咳が止まらなくなります
痰に血が混じります
水が飲めなくなります
だるくなります
寝たきりになります
・毎月の治療費はサプリ代も入れて30万近くに達していた。命が尽きるのが先か、貯金がなくなるのが先か
・できることは全てやるんだ。生き残るために、やれることは全てやる
・ガンが治る、という状態を引き寄せる
恐怖のどん底の中、頑張ったと思います。
しかしながら、ガンに対する考え方は筆者とは違うかなー。
第二部のがんが教えてくれたこと、にまとめられていますが、ここが私とはズレを感じました。
私はガンの治療は人との繋がりやご縁だと思っています。
筆者はALKの遺伝子があったことが治ったことの重要原因でした。
4%程度の人しか合わないそうです。
最初の病院がちゃんと検査に回していたら、もっと早くに治っていたハズです。
なので、この本を見て自分も抗がん剤治療はやめて自分に合う治療をとは考えないで欲しい。
このお話は筆者がAKLが合わず、他の治療で治ったというお話ではないので…
合ったことが本当に幸運なことだったと思います。
助かる運命は同じでも過程や期間が違います。
筆者が得た精神の人間的向上は置いておくとして…
簡単にいえばその間に他の人が治療を受けることができました。
良き先生と出会い、治療を行う。
技術だけではなく、メンタルも含めて良い先生に出会うこと。
もちろん黙っていても見つけてくれるワケではないので、探さなくてはいけません。
自分に合った先生を。
治療とメンタルは別な方でもいい。
そして、安心して治療できる環境に自分を置く。
環境というのは家族や金銭的なこと含めて。
これがガン治療に必要なことだと改めて思いました。