1月の3連休の中日に、東京都写真美術館へ。
まずは植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ展。
「パパとママとコドモたち」という写真はよくこちらの美術館で展示されている写真なので、ご存じの方も多いはず。
昭和の風味をたっぷりと感じさせる画風、そして演出写真という(私の)印象の写真家、植田正治さんは鳥取県のご出身。
鳥取砂丘での写真は、大事な故郷を題材にしながらまわりにはなにもないだだっぴろい青空と砂色のキャンパスに自由に絵を描くことと同じだったような気がします。
どんな人だったのかな、とウィキを見たら福山雅治さんに写真の指導を行ったのが植田正治さん。
そっかぁ、カメラ好きな印象のある福山さんは植田さんから引き継いだのね。
2000年に87歳で死去。
個人的にはラリティーグはちょっとしっくりとこなかったです。
イタリアのエリオット・アーウィットのように大衆から指示された写真家じゃないからか・・・
とはいえウィキを見たら アンリ・カルティエ=ブレッソンと並ぶ名声を得ている、という文章が。。
植田正治さんとの共通点は、生涯アマチュア精神を貫き純粋に撮ることを楽しんだカメラマン・・・ということらしい。
アマチュア、とお二人は言われていいのか?!と思ったが、昨今のオカネがはびこる世の中から見ると純粋に撮ることを楽しんだ、と言われるとそれは賞賛の対象なのかもー。
そんなことを考えながらの展示会でした。