毎月第二日曜日は常設展の無料観覧日です。
松方幸次郎さんが川崎造船所の初代社長の縁もあり川崎重工さんが2023年3月にオフィシャルパートナー契約をしてくれて、なんと毎月無料観覧日を設けてくれたのです。
去年の3月の発表から知ってはいたのだけど、、、企画展で常設展を見ているので、なかなか無料観覧日の恩恵は受けたことはなく、常設展だけを見にいくのは今回が初めて。
企画展と常設展を同時に見ると、かなーり疲れるので常設展だけ見るのは体力的にも助かります😅
川崎重工さん、ありがとうございます。
現在およそ6,000点の作品を所有している美術館。
今回、4月14日に初展示作品と表示されていた作品を紹介します。
ルドヴィーコ・カラッコ
「ダリウスの家族」
1591-92年頃
松方幸次郎氏がイギリスで購入し日本へ。その後散逸。
2010年に所蔵者から寄託、2019年寄贈。
洗浄、修復を経て今回初展示。
もとは右側にもうひとりいたはずですが、何らかの理由で切断されて今のサイズになったとのこと。
額ももともとの額をリサイズしたものに入れているそうです。
よくもともとの額を見つける?ことができたよなー
アリスティード・マイヨール
「花の冠」
1889年
現代絵画のように見えますが、130年前の作品です。
パブロ・ピカソ
「小さな丸帽子を被って座る女性」
1942年
パブロ・ピカソ
「女性の胸像」
1942年
ここからは気になった作品を紹介。
ヨース・ファン・クレーフェ
「三連祭壇画:キリスト磔刑」
16世紀前半
1976年購入
三連祭壇画をトリプティックと呼ぶそうです…覚えられないので備忘録として書いておきます。
中央にキリスト、両側にはこの絵の寄進者の夫婦が描かれているみたいです。
ドメニコ・ブリーゴ
「アレクサンドリアの聖カタリナを装う婦人の肖像」
1520年代
フランシスコ・デ・スルバラン
「聖ドミニクス」
1626-1627年
2019年購入
見るたびに映画「薔薇の名前」を思い出す絵画です。
ダニエル・サーヘルス
コルネリス・スフート
「花環の中の聖母子」
17世紀前半
1981年購入
連名というこたは人と花を描いた人が別なのかな?
お花が素晴らしい。
ジョン・エヴァレット・ミレイ
「狼の巣穴」
1863年
ミレイらしい、子供を描く愛さしさを感じます。
画家自身のお子さん4人がグランドピアノの下で遊ぶ姿だそうです。
ウィリアム・アドルフ・ブーグロー
「少女」
1878年
見るたびに愛らしいな、と思うのですがどことなく憂いがあり寂しげに見えるのは私だけかな…
モーリス・ド・ヴラマンク
「町役場」
1920年
佐伯祐三っぽい…と思ったら同じ年代。
お互い作品をフランスで見ていたのかもですね。
国立西洋美術館は基本的に撮影がオッケーです。
確かに画集では見ることはできます。
が、アートを自分で撮影できることで作品を深くしることも出来、このようなカタチで公開していることはとても素晴らしいと思います。
来月の無料観覧日は変更がなければ2024年5月12日です。
行かれる方は事前にwebサイトご確認の上訪問されてください〜