3月25日の記事に書いたとおり、私の住む町もどんどん緑が減ってきています。
10年20年前は当たり前に近所で見られた野草たちが見られなくなってきています。
既に住宅密集地となっている町なのですが、さらなる宅地化によって、これらの野草たちが生育していた土手など、生育地そのものが消失してしまったためです。
私はこうした緑の減少をたいへん残念に思い、4月11日の記事に書いたとおり、かつて近所で普通に見られた植物たちを集め、自宅の庭に植栽しています。
中には近所には生えてはいませんでしたが町から離れた県内の山などで見られる植物や、反対に今でも町なかの地面の残った道端などで見られる植物もあります。
既に花期が終わってしまったものもありますが、そうした中で、今見られる花を紹介します。
クサイチゴ(バラ科)
写真を撮ろうと思っているうちに、花が散ってしまいました。
日本の野生の木苺(きいちご)の一種です。低木ですが草のように背が低いため、この名があります。
赤い実は甘く食べられます。
昨年、横浜駅前の鶴屋橋の付け替え工事現場で、帷子川分水路の縁に生育しているのを見つけました。
ゴミも捨てられていたこともあるでしょうけれど、何より雑草扱いされたためだと思います。上から砂利をかぶせられて生えないようにされていたため、残っていた株を抜いてきて、自宅にて育てたものです。
キケマン(ケシ科)
キケマンの仲間は何種かあり、これが何キケマンかまでは、今の時点では私には特定できません。
地域の野草が姿を消していっていることを危惧して、種子を採取して育てている方たちから譲り受けました。
毒草ですので、食べてはいけません。
ムラサキケマン(ケシ科)
町なかでも地面が残っているところならば見かけることのある野草です。
キケマンもそうですが、高山植物として名高いコマクサの仲間です。
やはり毒草ですので、食べてはいけません。
ウラシマソウ(サトイモ科)
湿原の植物として有名なミズバショウを思い浮かべていただけるとわかりやすいかと思うのですが、同じサトイモ科で同様の構造を持っています。ただし、ミズバショウと違うのは仏炎苞と呼ばれる花を包む部分の中から長い糸のようなものが出ていいる点で、これを浦島太郎の持っていた釣り竿の釣り糸と見立てて、この名があると言われています。
私の幼少期には、自宅からすぐの近所のお宅の庭の隅にも生えていました。
この株(個体)は何年か前、宅地化工事の始まった農地の隅に生えていたものを、工事でもろとも潰されてしまう寸前に採取してきたものです。
採取し鉢植えの際、環境が変わってしまったためか花穂が出なかったのですが今年は知らぬ間に出ていて、気づいた時には花はもう枯れかけていたため、この個体の良い写真は撮れませんでした。
サワフタギ(ハイノキ科)
山野の沢沿いに、沢にフタをするように覆って生えるということからこの名がありますが、尾根沿いにも生育するといいます。
近所で見かけたことのある植物ではありませんが、関東の山野にも自生する落葉低木であり、山の沢沿いの自然を連想させます。
昨年、横浜公園の植木市で購入しました。
このように花を咲かせてくれたので、今年はコバルトブルーで美しいと言われる実を我が家でも見ることができるでしょう。
10年20年前は当たり前に近所で見られた野草たちが見られなくなってきています。
既に住宅密集地となっている町なのですが、さらなる宅地化によって、これらの野草たちが生育していた土手など、生育地そのものが消失してしまったためです。
私はこうした緑の減少をたいへん残念に思い、4月11日の記事に書いたとおり、かつて近所で普通に見られた植物たちを集め、自宅の庭に植栽しています。
中には近所には生えてはいませんでしたが町から離れた県内の山などで見られる植物や、反対に今でも町なかの地面の残った道端などで見られる植物もあります。
既に花期が終わってしまったものもありますが、そうした中で、今見られる花を紹介します。
クサイチゴ(バラ科)
写真を撮ろうと思っているうちに、花が散ってしまいました。
日本の野生の木苺(きいちご)の一種です。低木ですが草のように背が低いため、この名があります。
赤い実は甘く食べられます。
昨年、横浜駅前の鶴屋橋の付け替え工事現場で、帷子川分水路の縁に生育しているのを見つけました。
ゴミも捨てられていたこともあるでしょうけれど、何より雑草扱いされたためだと思います。上から砂利をかぶせられて生えないようにされていたため、残っていた株を抜いてきて、自宅にて育てたものです。
キケマン(ケシ科)
キケマンの仲間は何種かあり、これが何キケマンかまでは、今の時点では私には特定できません。
地域の野草が姿を消していっていることを危惧して、種子を採取して育てている方たちから譲り受けました。
毒草ですので、食べてはいけません。
ムラサキケマン(ケシ科)
町なかでも地面が残っているところならば見かけることのある野草です。
キケマンもそうですが、高山植物として名高いコマクサの仲間です。
やはり毒草ですので、食べてはいけません。
ウラシマソウ(サトイモ科)
湿原の植物として有名なミズバショウを思い浮かべていただけるとわかりやすいかと思うのですが、同じサトイモ科で同様の構造を持っています。ただし、ミズバショウと違うのは仏炎苞と呼ばれる花を包む部分の中から長い糸のようなものが出ていいる点で、これを浦島太郎の持っていた釣り竿の釣り糸と見立てて、この名があると言われています。
私の幼少期には、自宅からすぐの近所のお宅の庭の隅にも生えていました。
この株(個体)は何年か前、宅地化工事の始まった農地の隅に生えていたものを、工事でもろとも潰されてしまう寸前に採取してきたものです。
採取し鉢植えの際、環境が変わってしまったためか花穂が出なかったのですが今年は知らぬ間に出ていて、気づいた時には花はもう枯れかけていたため、この個体の良い写真は撮れませんでした。
サワフタギ(ハイノキ科)
山野の沢沿いに、沢にフタをするように覆って生えるということからこの名がありますが、尾根沿いにも生育するといいます。
近所で見かけたことのある植物ではありませんが、関東の山野にも自生する落葉低木であり、山の沢沿いの自然を連想させます。
昨年、横浜公園の植木市で購入しました。
このように花を咲かせてくれたので、今年はコバルトブルーで美しいと言われる実を我が家でも見ることができるでしょう。