今日はお盆の入りです。
8月半ばになると地方へのお盆の帰郷ラッシュ、また首都圏への戻りのラッシュがありますが、こちら東京・横浜の方では旧暦ではなく新暦で行なうので今日がお盆の入りなのです。
我が家松田家には江戸時代から続く古いお墓がお寺にあり、檀家となっているため、今日はお寺で行なわれるお盆の法要に参加してきました。
その帰り道、家族の思い出の地の一つ、多摩川駅に立ち寄りました。
この駅は昔、多摩川園という遊園地があり、私の子供のころは父母に連れられて良く行ったものでした。
近くには、家族でお山のレストランと呼んでいたレストラン(食堂)があり、多摩川園で遊んだ帰りに食事をしたものでした。
また浅間神社という神社があり、こちらも私たち家族の間ではお山の神社呼んでいて、ここにも時折立ち寄っていました。
多摩川園のあった場所は現在、田園調布せせらぎ公園となっていて、湧き水や野草をはじめとした在来種植物を大切にした活動が行われており、大変興味深いです。
レストランのあったところは現在多摩川台公園となっており、レストランはありません。こちらも雑木林を中心とした公園となっていて、水生植物園もあり、大変良い公園になっていると思います。
そして、浅間神社は今では神社の建物も敷地内も綺麗に整備されて、昔の面影はわずかにしか残っていませんが、残された神社の森は保護指定林となっています。
その浅間神社に立ち寄ると神社の階段の前にしゃがみこんでいる女性が目に入りました。
暑さにやられてまいっているのかなぁと思いながら近づいてみると、階段でセミが羽化をしていて、その様子を観察していらっしゃったのでした。
私はカメラを持ち歩いていなかったのですが、少しお話させていただいて、写真を送っていただけることになりました。
通常セミは、暗くなるころに地中から這い出して、羽化する場所を探しながら歩き回り、適当な場所を見つけると動かなくなって羽化を始めます。
羽や体が硬くなり、飛び立って行くのは朝方です。
それが珍しく、このセミは朝から羽化を始めたようです。
夏になると私たちの住む身近なところでもセミはたくさん鳴きます。
そのような場所では羽化もしていますから、私たちの身近なところでもセミはたくさん羽化しているのです。
それがなかなか見る機会がないのは、わざわざ夜に自然観察をすることが少ないからです。
こちらの女性が撮影された貴重なセミの羽化の写真を紹介します。
・・・たかが1匹の虫けらとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、その虫けらのセミも一生懸命生きているのがおわかりでしょうか。
みな、短い限りのある命を生きているのです。
以前の記事にも書きましたが、自然の摂理に対する畏敬の念、自然の恵みに関する感謝の気持ち、そして限りある命を生きる生きものたちへの優しいまなざし。こうしたものを失ってはならないと思います。
8月半ばになると地方へのお盆の帰郷ラッシュ、また首都圏への戻りのラッシュがありますが、こちら東京・横浜の方では旧暦ではなく新暦で行なうので今日がお盆の入りなのです。
我が家松田家には江戸時代から続く古いお墓がお寺にあり、檀家となっているため、今日はお寺で行なわれるお盆の法要に参加してきました。
その帰り道、家族の思い出の地の一つ、多摩川駅に立ち寄りました。
この駅は昔、多摩川園という遊園地があり、私の子供のころは父母に連れられて良く行ったものでした。
近くには、家族でお山のレストランと呼んでいたレストラン(食堂)があり、多摩川園で遊んだ帰りに食事をしたものでした。
また浅間神社という神社があり、こちらも私たち家族の間ではお山の神社呼んでいて、ここにも時折立ち寄っていました。
多摩川園のあった場所は現在、田園調布せせらぎ公園となっていて、湧き水や野草をはじめとした在来種植物を大切にした活動が行われており、大変興味深いです。
レストランのあったところは現在多摩川台公園となっており、レストランはありません。こちらも雑木林を中心とした公園となっていて、水生植物園もあり、大変良い公園になっていると思います。
そして、浅間神社は今では神社の建物も敷地内も綺麗に整備されて、昔の面影はわずかにしか残っていませんが、残された神社の森は保護指定林となっています。
その浅間神社に立ち寄ると神社の階段の前にしゃがみこんでいる女性が目に入りました。
暑さにやられてまいっているのかなぁと思いながら近づいてみると、階段でセミが羽化をしていて、その様子を観察していらっしゃったのでした。
私はカメラを持ち歩いていなかったのですが、少しお話させていただいて、写真を送っていただけることになりました。
通常セミは、暗くなるころに地中から這い出して、羽化する場所を探しながら歩き回り、適当な場所を見つけると動かなくなって羽化を始めます。
羽や体が硬くなり、飛び立って行くのは朝方です。
それが珍しく、このセミは朝から羽化を始めたようです。
夏になると私たちの住む身近なところでもセミはたくさん鳴きます。
そのような場所では羽化もしていますから、私たちの身近なところでもセミはたくさん羽化しているのです。
それがなかなか見る機会がないのは、わざわざ夜に自然観察をすることが少ないからです。
こちらの女性が撮影された貴重なセミの羽化の写真を紹介します。
・・・たかが1匹の虫けらとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、その虫けらのセミも一生懸命生きているのがおわかりでしょうか。
みな、短い限りのある命を生きているのです。
以前の記事にも書きましたが、自然の摂理に対する畏敬の念、自然の恵みに関する感謝の気持ち、そして限りある命を生きる生きものたちへの優しいまなざし。こうしたものを失ってはならないと思います。
旧暦のお盆がこの時期だなんて知りませんでした。調べてみたら新月から始まるなんて。まさにあの時間帯でしたよね。
お陰様で、今まで生き物のことに本当に興味がなかったんですが、今年は息子の昆虫採集にもちょっと付き合ってあげようかな。という気持ちになりました