身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

都市に住む現代人であっても地球への敬意を大切に。 松田 照之

最近の環境の話題にモヤモヤしています

2019年09月27日 18時25分58秒 | その他
スウェーデンの高校生環境活動家グレタ・トゥンベリさんが話題となっています。
賛否両論ああるばかりでなく、賛成意見を示す人を批判したり、否定的な意見を示す人を批判したりと色々です。
こうした意見のやりとりを見ていて、私もモヤモヤしているので、ここで私なりの考えをまとめておきたいと思います。
水と緑と生命の星としての地球の環境を守っていく必要があるということを大前提とします。

まず、たった一人で地球環境を守ろうだなんて、無理です。(地球規模で環境を守ろうということは無理だという意味です。)
だから多くの人々に訴えるのです。
多くの人々による環境行動や社会的な変化を促そうとする目的で訴えることは悪いことではなく、むしろ良いことなのではないでしょうか。

環境問題を訴える人物は、しばしば次のような批判を受けます。
それは、「あなたも現代文明の恩恵を受けているではないか。それなのにその現代文明を否定する資格などない。」などというものです。
しかしながら、おそらくグレタ・トゥンベリさんは、自分のできる範囲でできることはやっていると思います。
金銭や人気取りなど、不純な動機の環境活動家もいることはいますが、そうではなく純粋な気持ちで活動している人たちの方が主流だと私は思っています。
このように純粋な気持ちで活動する人を批判すべきでないと思います。
なぜなら、本当はみんなが考え行動しなくてはならないはずの問題だからです。
今回のような話題に乗ってブームとして活動する人たちも中にはいらっしゃるでしょう。
もちろんブームに終わらず、長くまた核心に迫るようにして活動していっていただけたら更に良いなとは思いますが、それがきっかけに環境に関心を持ってもらえたなら、それだけでも悪くないのではないかと思っています。

もう一つ、環境問題に関する訴えに対して、次のような批判のあることもあります。
それは、環境を第一に考えるなら人間は滅んだ方が良いとか、原始時代に戻らないとそんなことはできないというものです。
ですが、そういうことではありません。
人は元々、自然環境から大きな恩恵を受けていることを理解していて、共存を図ってきたのです。
世界の中には、そうではない国々や歴史も見受けられますが、少なくとも私たち日本人も自然と共存する文化を持っていました。

私たち日本人は元々、里山の暮らしという、自然と共存する文化を持っていました。
いまでも田舎と呼ばれる環境の地方、地域にはそうした暮らしが残っていると思います。
人間は滅んだ方が良いとか、原始時代に戻らないとできないとかいうことではなく、田舎の暮らしや環境を都市にも少しでも残すこと、少しでも取り入れることが肝要なのです。
それは国や市町村レベルで取り組むことは勿論不可欠なことではありますが、個人レベルでも行なおうことも決して不可能ではないと思います。
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