身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

2019年 今年のヤゴ救出予定(1)

2019年05月15日 00時32分45秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
今年のヤゴ救出のスケジュールが決まりましたので、行なうプールの順番にお知らせしていきます。

日時:6月1日(土) 10:00~11:30
場所:六角橋公園プール

雨天の場合は中止です。その場合の代替日はありません。
お天気が怪しい場合は、このブログにてお知らせいたしますので、お出かけ前にご確認ください。

下記はヤゴ救出に初めてご参加される方のための説明です。

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公園や学校などにある野外プールには、オフシーズンにトンボなどが飛来し産卵するなどして、色々な昆虫などの生きものたちが棲みつきます。
しかしながらプールは人工的な環境のため、トンボになれずに死んでしまうものが多いです。
またシーズン前の準備として行なわれる清掃で、生きたまま下水道へと流されてしまうヤゴたちも多くいます。
そのため、全国的に様々な組織・団体などによって行われているのがプールのヤゴ救出です。

人工的なプールではありますが、水が溜まっているだけで、そこには様々ないきものたちが棲みつき、それなりの生態系ができています。
その様子を観察しながらヤゴ救出をしましょう。

参加ご希望の方は、動きやすく多少濡れたり汚れたりしても良い服装で。
ヤゴを採集するための水中用の網と、お持ち帰りいただくための容器をお持ちください。
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身近な自然にふれよう!

2019年05月10日 08時35分49秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
私たちの身の回りには元々自然がありました。
昔、人々は里山の環境で生活していて、昭和30年代ごろまでは横浜でもそのような環境が多く残っていました。
今では住宅が密集したり都市化が進んだりした街でも、里山の環境の一部である池や雑木林や土手が残っているのはそのためです。

ですが、都市というのは道路や建物や水道管やガス管、電線ばかり。
身の回りから飲み水や木材、食料となる農作物などを得ることのできる、まとまった里山のような環境はありません。
都市は、里山環境の残った田舎的な環境の地方から運ばれてきたり、輸入品に頼っていたりするから成り立つことができるのです。

色々なものが集められ、移動もしやすい。
都市は確かに便利ではありますが、大切なものを置き去りにしてしまっていると思います。
それは私たちも地球の生命の一つであり、自然がなくては生きてはいけないということ。
自然と共存しようとする気持ちです。

都市に住んでいると身の回りは人の作ったものばかりですが、この世は人間の作ったものだけでできているのではありません。
地球そのものがそうですし、日本列島という島々もそうです。
そしてそこには水と緑があり、色々な生きものたちがいます。
私たちの身近にもです。

都市に住み、何でもお金でやりとりしながら生活している私たちですが、時には自然や自然の生きものたちにふれることも大切だと思います。
それは私たち人間も地球の生命の一つであり、同じ生命を持った人間以外の生命も、身近に存在するからです。
野外に出ましょう。青空や空や空気を感じてみましょう。
小川のせせらぎ、木々が風にそよぐ音、小鳥たちのさえずりを聞いてみましょう。

このようにして、この地球上には自然環境があること、いろいろな生きものたちがいることに気が付いてみましょう。
これらの生きものたちも自然環境の恵みを受けながら、懸命に生きているのです。
こうしたことが体感しながら理解できるようになってくると、水と緑と生きものたちによる自然環境のある地球で生きることの喜びを感じられるようになり、同時に身近に自然のあることの大切さがわかってくると思います。
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自然や自然のいきものたちにふれるということ

2019年05月10日 05時48分48秒 | その他
当然のことながら、この世界は人の作ったものばかりではありません。

空気(大気)、空、太陽、月、そして地球、海、大陸や島々、そこに生きる生きものたち、そしてそれらが作り出している地球上の自然。
私たち人類もそうした地球の自然の中に誕生しました。
人は技術を開発して都市を築き、経済を築いて今の国々がありますが、水や緑や生きものたちによって作り出されている生命の星、地球上に住んでいることは変りありません。
日本人もまた長い間農耕民族であり、山や海の恵みを受けて、また田畑で農作物を作って暮らしてきました。

私たちが地球上の生命の一つである限り、地球上の自然の恵みがなければ生きてはいけないことは、時代が変わっても変わりません。
今のように都市化便利化が進み、身の回りから自然環境がどんどんなくなっても、それは変わりないのです。
自然や自然の生きものたちをふれるということは、そういう正しい認識を導いてくれます。

人間の作ったものばかりにふれて、自然や自然の生きものたちにふれることがないと、こうした認識を非常に持ちにくくなります。
だから自然や自然の生きものたちにふれること親しむことは、とても大切なことなのです。
ただ社会でうまく生きる方法だけを身につけられれば良いというのでは、地球に生きる喜び、地球の自然の恵みを受けられる幸せを感じられないと思います。

この地球に生を受けた一人の人間として、自然の恵みを受けることによって生きられる幸せ、地球に生きる喜びを感じられるよう、身の回りの自然や生きものたちとふれあい親しみながら暮らしていきたいと思います。
そして、それを分かち合いたいと考え、私は自然観察会などの活動を行なっているのです。
少しでも、それが伝われば、とても嬉しいです。
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ヒキガエルについて

2019年05月08日 22時32分20秒 | その他
ヒキガエルは地上性のカエルで、落ち葉がある程度積もっていて、小さな凸凹や倒木のある森林や緑の多い人家の地上部に生息します。
昼間に動くこともありますが基本夜行性です。
以前、三ツ池公園で真夏の夜の自然探検を行なったとき、森に隣接した芝生広場の外灯の下に何匹かの小さなヒキガエルがエサを求めて歩いているのを見たことがあります。

私も幼いころ、よく、ヒキガエルのおたまじゃくしを捕獲して子ガエルにまで育てたものですが、その後の飼育は難しいため自然に返していました。
大きくなったヒキガエルを自宅の庭で捕獲して飼育したこともあります。
その時はゴキブリやナメクジを与えていました。
それは小学生のころの国語の教科書だったと思いますが、ヒキガエルがゴキブリやナメクジを食べて、家の中や農作物にとっての害虫を退治してくれるという話が載っていたので、その姿を実際に見てみたかったためです。
ですがエサの確保は容易でなく、その様子の観察が済むと元いた庭に返しました。

昔は隣どうしの家の敷地境界に、よく垣根(木や竹の杭による柵や植木による生垣)が用いられていました。
そのため、エサを追い求めたり冬眠の場所や産卵の場所に行き来するためにカエルたちの移動経路が妨げられることはありませんでした。
ところが今は、ブロックを土台とする柵が主流となったとともに、庭を舗装して地面をなくしてしまう人家が多くなったため、ヒキガエルは庭から消えていきました。
その上、公園などでも森を明るくした方が良いなどと、落ち葉を残さず綺麗に掃き捨ててしまったり、下草を綺麗に刈り上げたり、木々を切ったりするこごが多くなってきたため、ヒキガエルたちはますます町なかから姿を消していっています。

私たちのライフスタイルが変化したことが大きな原因ではありますが、私たち自身がそういうライフスタイルを選択しているのです。
それは自然との共存を捨て去ることを意味していると同時に、生きものたちを絶滅へと追いやる選択をしているのだという認識を持つ必要があると思います。
たかがヒキガエルで?と言い切ってしまって良いものでしょうか?
メダカも昔は当たり前にいたのに、今では絶滅危惧種です。
そんな状況を放っておいて良いとは、私は決して思わないのですが、世の中はなかなかそうはいきません。
おたまじゃくし救出もその一つでしたが、私は私のできることをしていきたいと思います。
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2019年5月5日のウグイスカグラ

2019年05月06日 09時26分24秒 | その他
1週間前の4月28日には赤く色づき始めていたウグイスカグラ。
5月5日には、赤くなった実の数が増えていました。
星型でピンク色の小さなかわいい花を咲かせている様子も魅力的な低木ですが、こうして赤い実を付けている姿も魅力的です。


1週間前と比べて赤くなった実の数が増えていたウグイスカグラ

花が咲いていた時と同じように糸のような細い柄の先に赤い実を付けている様子がなんともかわいいです

光に種子が透けて見える様子も繊細で透明感があり美しいです
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2019年4月29日の活動報告

2019年05月04日 16時01分39秒 | 1-2.活動 その後
2019年4月29日、ご依頼を受けていた団体様の自然観察会を四季の森公園にて行ないました。
大人、子供合わせて、40名くらいの参加があったと思います。

四季の森公園は谷戸の地形になっていて、小川・池・アシ原の湿地といった水辺環境、それらを取り囲む小高い山、その山に形成されている照葉樹林や夏緑樹林、そして草地などと多様な自然環境のある里山の公園です。

こうした多様な自然環境の中で、池ではカワセミ、小川では二枚貝や巻貝、そして様々な植物を確認し観察しました。
アマガエルとコジュケイに関しては声は聞かれましたが、姿は見ることができなかったため、後日こちらのblogで過去に撮影した写真なども載せて補足させていただきます。

このことはカエルについて書いた前に記事にも載せていますが、私の小学生の頃はヒキガエルは当たり前に人家や公園でも見られ、気持ち悪いなどという人はまずいませんでした。
昆虫についても同様です。
しかしながら残念なことに、私たちの生活環境はたいへん都市的で整然としたものになってきたと同時に自然や自然の生きものたちを排除してきてしまいました。
そのために自然や自然の生きものたちをやたらと汚いもの、気持ち悪いもの、害のあるものとして見るようになってしまったのです。

ですが、それは大変さびしく悲しいことだと思います。
温暖化以前に、それが生きものたちを絶滅へと追いやっているからです。
私たち人間も地球上の生命の一つである以上、自然がなくては生きてはいけません。
その自然を大切にするには、まず関心を持つこと。
身の回りの自然やそこに生きる生きものたちに気づき、親しみ、知っていくことです。

この観察会が、どうかそのきっかけになりますように。


参加者の方たち、話を聞きながら熱心に資料を見たりメモをとったりしてくれています。

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自然や生きものの話ではありませんが・・・2019年5月よこはまパレード

2019年05月03日 18時54分53秒 | その他
生まれたのは母の実家の方の病院と聞いていますが、幼少期から横浜で育った私。
その頃から両親に連れられて見に行っていた横浜国際仮装行列(よこはまパレード)。
今年も見に行ってきました。一人ででですけど・・・><。

横浜で育った私にとって新緑の並木道のを行進するこのパレードは、すっかり春になってこれから初夏になっていく今の季節を感じさせられます。
夢があり、元気づけられる感じがします。
今年も笑顔と元気と前向きな美しい(正しい)後ろ姿、飛躍、厄払い・・・そういった姿とマーチングバンドの力強い生演奏に元気づけられました。
1人ででしたが、見に行ってきて良かったと思います。


力強い笑顔と元気

ジャンプ!(飛躍)

立ち上げる龍

中国獅子舞が厄払いをしてくれました

行進が止まってもダレることなく足踏みし、美しい(正しい)姿勢を維持して、自分のやるべきことをやり続ける。
・・・そんな印象を受けました。
私もそんなふうに生きたいな。
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