さてと
日本の政治風土は未だ前近代的だな と思わされる事の多い この頃ですが
その前近代の江戸を偲ぶ水路めぐりの続きです。
この日乗船前に渡されたのがこの「穴あきうちわ」
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(画像処理に失敗 見づらくてすいません)
今回の旅行社が企画するコースが書かれています。
(選挙でだめでも こういう場合は「穴あき」より
「骨と柄が付いたうちわ」にすべきですな 川下りの風情によく合うし)
といったところで
我々の船は隅田川から神田川に入ります。
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神田川に入るとそこは柳橋 かつての花街ですな。
川縁には 伊藤博文も利用したという料亭「亀清楼(かめせいろう)」も見えます。
その直ぐ先に屋形船の船宿「小松屋」があって
そこで三味線を聞きながら ちょいと休憩 ついでに佃煮も買わされました。
(江戸風の佃煮の多くは 概して甘すぎるし えらい高いので私は買いませんでした)
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暫く行くと万世橋
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橋を下から見上げるのはこの水路めぐりの醍醐味かもしれません。
お茶の水にある聖橋が見えてきました。
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最近はこの神田川も 随分浄化されて綺麗になったと言われますが
でも まだまだ「ドブ臭」が漂っていて 川遊び風情とはいかない様に思いました。
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いまいちアングルが悪いですが 聖橋の下から
橋の上からは珍しそうに手を振る人もいましたね。
そうこうしている内に 日本橋川に入って 瞬く間に終点の船着き場に着きました。
うぅーん ちょっと物足りない感じもありましたが
解説してくれるガイドさんも丁寧で まずまずですかね。
おかに上がってぶらぶらと日本橋界隈を散策
三越前で記念撮影
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これは広重の錦絵「駿河町」を意識して撮ったものです。
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同じアングルから 当時は富士山が見えたようですが 今では望むべくもありません。
(この絵の富士の位置は高すぎますが 構図的な作為ですな)
で 期待の昼食
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日本橋「大江戸」の鰻です。
土曜ランチサービスで肝吸い・お新香付きで \2,200
日本橋でこのお値段 お勧めです。
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創業 江戸寛政年間(1800年)というお店
今の雰囲気もレトロな感じで みんな大満足
一行はこの後 小伝馬町から水天宮方面へ散策に出かけますが
私一人 分かれて三越で開催されている「日本伝統工芸展」に行きました。
夕方の打ち上げ飲み会に参加出来なかったのは残念でしたが
優れた工芸の数々を観て 眼福のひと時を過ごせたのは大きな収穫でした。
大いなる江戸と大いなる現代
意外と身近に繋がっているんだと改めて感じましたね。
次回は久し振りに井上君の「ニセコ便り」をお送りします。