○○様
近況報告すっかり遅くなって申し訳ありません。
突然の我が身の激変で 茫然自失状態でした。
まず 5月24日にホームドクターから胃カメラの検査結果 胃癌と告げられ
精密検査のため北里メディカルセンターにて一週間様々な検査を受けました。
6月2日の検査結果
胃癌(スキルス胃癌を含む数種類の多彩な癌細胞を認む)
腹膜播腫(腹膜内の腹水に癌細胞が多数散在している)
Stage IV 末期癌状態
手術や放射線治療は現状不可能
抗がん剤治療のみが残された治療法
余命半年 あわよくば1年 ただし 容態の急変で重篤になる可能性あり
その日即入院
3週間入院の間 食欲も気力も無く 10kg 減となって 投薬以外 手の施し用が無いので 退院させられました。
激やせの結果
歩く死神 足のある幽霊状態のようになって帰宅しました。
たった2~3ヶ月の出来事です。
近々死ぬと云う事実と 残り少ない未来がぷっつり断ち切られる無念さを どう考えたらいいのか.....
そう簡単に理解も結論も出せる訳も無く 何も手に着かず 茫然と毎日を送っていました。
ショックなのは私だけでなく 相方も同じで
どうしたらいいのか 頭も混乱して 二人で毎晩 泣いていました。
そんな中 息子家族・娘家族が 献身的に協力してくれたのが 心強く ありがたく 幾分元気を取り戻しました。
現在は 抗がん剤の効果か 食欲も少しですが回復して(成人の三分の一ほど)
気力も幾分取り戻し わずかですが 制作にも取りかかる事が出来る状態にまでなりました。
制作している時が一番精神的には安定していられるようです。
今の目標は 「制作中に 死ぬ」
これが 突然の死の事実に 立ち向かう私なりの方法かと 思っています。
そんな訳で 漸くメールする事が出来ました。
昨日の△△さんからのメールを見て ご心配をかけ すいませんでした。
そんなにまで○○君が心配してくれていたのかと想い 泣いてしまいました。
この様な事情であった事 どうかお察しください。
このメール テクテク隊同期の方々に転送していただいて 結構です。
また今回も返信は不要です。
そして 誠に勝手なお願いですが
電話などによる 問い合わせ等も どうぞ ご遠慮いただければ助かります。
次回 まだ元気ありましたら メールします。
あるいは 相方からの連絡になるかもしれません。
では 啓
NORIKO先生 井上君 驚かせて申し訳ありません。
このような事情でブログの更新が出来ませんでした。
NORIKO先生には 100回にわたって投稿していただいて 感謝のしようがありません。
ありがとうございます。
ただ 昨年冬にお会い出来たのが 唯一の救いでした。
井上君にもニセコの暮らしを投稿していただいて
人生後半にもかかわらす 果敢に挑戦する姿勢を羨ましく まぶしく 読ませていただきました。
ありがとうございます。
いずれニセコを訪れたいという 望みを断たれたのが 誠に残念です。
お二人の協力に 心から感謝いたします。
余力がありましたら また もう一度くらい 更新できればと思っています。
では 啓