版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

エンブレム

2015-08-29 17:50:10 | その他 Other


「やれやれ もう8月も終わりなんですね。」

これは前回のブログの文言の7月を8月に変えて はめ込んだものです。

いや どうという事でもないのですが
タイトルを今話題のエンブレムにしたものですから ちょいと 遊んでみました。



(朝日デジタルよりお借りしました)

このデザインが発表された時は 黒が効果的で シンプル 前回の東京オリンピックの意匠も継承されていて
いいんじゃない と思ったのですが.....



(同上)

これと似ていると報道された時 私は直感的に「これはアウトだな」と思いました。
構成している図形 円・長方形・曲線 これらの配置 すべて共通しています。


「真似る」というのは よく言われるように創作の基本です。
しかし 重要なのは どのように真似るか です。
 
特にプロは。
特に金が絡む場合は。

原本をどのように改変し 発展させるか 
その技量にオリジナリティーが発揮されなければ 「ただの真似」「盗作」です。

「あの野郎 巧く真似やがったな」と原作者に思われるような物でなければなりません。

「まんま」では 面白くも可笑しくもありません。
下手をすると罪に問われます。

まんま借用したかどうかは ご本人しか解らない事ですが
悪い事に その後の盗作事件などで デザイナー本人だけでなく このエンブレムも 
すっかりダーティーなイメージが付いてしまったようですな。
このままでは 世界の祭典 のシンボルとして使用するのは難しいでしょうね。

もし あえて使用するとすれば 後々 2020年のオリンッピクが話題になる度 
ネガティブな事項として残り続けるんでしょうな.....
このような重要なエンブレムは
プロセスがどうであれ 結果的に
「似すぎている作品」「問題の多い作品」は再考すべきでしょう。 



さて これ程重要な「エンブレム」ではない あるいは重要な「真似」ではない お話

同期の友人達と「テクテク歩き隊」と称して「街歩き」を楽しんでいますが
最近は20名前後と参加者が増えてきました。
そこで問題になったのが 
先頭としんがりが長々と延びてしまって 迷子者も出てきたことです。
なに 携帯で連絡すれば済む事なのですが
ちょっと遊び心を発揮して 先頭者に「旗」を持たせよう ということになりました。
言い出しっぺは私 そしてデザインも私が担当しました。





雪のように舞っているのは出身校の校章(エンブレム)
まんま校章を使用するのは 学校の許可が必要かもしれないと言うので
雪の結晶文様の中にある文字を「学」から「南」に変更
これならば許可も文句もあるまいと 考えたものです。

これを伸縮するポールに結びつけて練り歩きます。
想像するに ちょっと気恥ずかしい行軍になりそうです。

この手旗のお披露目は来月12日 
その様子は 次回にでも