昨日は、表題のような北海道建設部・建築指導課の会議に出席。
わたしは、この諮問会議のメンバーを務めさせていただいていますが、
今回の新型コロナ禍で、ことしに入ってから開かれたのは、
書面会議形式での1回だけ。昨年中に「北方型住宅2020」の制度設計が固まり
さて本格的な推進という局面での新型コロナでの長いブランク期間。
昨日は、旧知のみなさんともたいへん久しぶりの顔合わせ。
ですが、これまでの会議室よりも大きな会議室で、
参加者間の間隔も、大きく開けてソーシャルディスタンスに配慮した仕様。
で、全員マスクを着用しての会議であります。
座長の鈴木大隆さんからの発言でも
こうした住宅施策についての諮問会議でリアルでの開催はまことに久しぶり。
リアルの会議のよいところは、議題以外の情報交換機会が取れること。
会議の開始を待つ間に、「いやどうも」と挨拶できて、個人間でやり取りができる。
ほかの参加メンバーには迷惑にならないように会話が可能なのですね。
そこで交わされるコトバがヒントになって、情報にふくらみも生まれてくる。
鈴木さんとも会議テーマ以外の「打合せ」ができて有意義。
また、そのような情報交換がたいへん貴重であることに、
このような状況になって初めて気付くことが多い。
もちろんZoom会議などでも有効に会議を行うことは出来るけれど、
やはり意思疎通という点では、雑談的な部分で重要な情報が交わされたりする。
単一テーマ的な求心性はZoom会議で可能だけれど、
多様な意見交換という意味で、やはりリアルな会議は充実感がある。
空気に緊張感があって、集中力も高く維持できるのだと思います。
ということで、北方型住宅2020の本格始動、
新型コロナ禍を乗り越えて、秋には全道的にさまざまに告知されて、
北海道の住宅シーンが再起動すると思われます。
やはり住宅の「進歩」というのは、多方面の参加者が情報を交換しながら、
いわばオール北海道的な「チーム構成」で質的な進化を計るべきもの。
全国の中でも特異な位置を占める地域公共団体・北海道の住宅施策、
ようやく新型コロナ禍と折り合いをつけながら、発進であります。