-アラジンストーブ メンテナンスと販売- 暮しの道具とストーヴ『KEM-G』

芯上下式石油ストーブのメンテナンスと在庫ストーブのご紹介などなど
(石油機器技術管理士の資格を取得しています)

1月の骨董市終了の巻

2015年01月25日 | 日記

1月12日は桐生の骨董市、昨日1月24日は浦和の骨董市でした。

写真は昨日の浦和の骨董市での我がブースの様子です。

 

どちらの骨董市もAM4:00には現地に到着し、荷降ろしを始めます。

あたりはまだ真っ暗。 冬の日の夜はそりゃぁ寒いの一言。

売るために持っていったパーフェクションに、思わず火をつけて暖を取りました。

 

 

1月に入り、ストーブをお求めになる方が少しづつ減ってきました。

さすがに冬本番なのに、まだ暖房器具の用意をしていない人はいませんよね。

まぁ、お客様がいらっしゃるのをのんびりと待ちながら、小物の商いで時間をつなぎます。

 

 

その小物の中で、ちょっと変わった物をご紹介。

 

恐らく昭和20年代か30年代のハエ取り器です。

 

写真では小さくて見にくいのですが、プレートの一番上には “ Nishimoto's Universal Fly Trap ”

このネーミングにしびれます。  “ 世界 ” “ Universal ” ですから。

当時、“ Universal ” って感覚自体、すごいことだったのでは。

 

なんとも言えないたたずまいと、名前にノックアウトされて、手に入れた珍品です。

 

昨日の浦和では、このハエ取り器、お客様とのご縁がありませんでしたので、

来月の桐生に持って行きます。 是非見に来てください。

 

 

さて、話はがらっと変わります。

 

 

毎日毎日、なんだかんだと動き回っていますが、

少し時間ができたときは、健康を気づかって、歩くようにしています。

歩くと言っても、「ちいさんぽ」のような気楽な街歩きではなく、

ハイキングコースのような山道を早歩きで歩く、自分的には『トレーニング』のつもりの歩きです。

 

コースは埼玉県越生の山道。 梅林で有名な、あの越生です。

上り坂と下り坂を交互に組み合わせ、勝手気ままに設定したオリジナルコース。

上り坂は、心拍数が上がるように、あえて、ちょっときつい坂を選んだりして。

一年通して歩いていると、季節の変化がわかります。

 

 

そんな、オリジナルコースの途中に、なんとも気になるお店ができました。

 

 

名前は、『 オクムサマルシェ 』 

食べ物・飲み物で、ひと休みができるお店です。

ただ、今流行のCafeではなく、野菜も売っていれば、作家さん手作りの工芸品も置いています。

なんとも面白い空間。

 

その『オクムサマルシェ』のパンフがこれ。

 

小さくて見にくいので、地図と営業時間はアップでご紹介。

 

 

偶然通りかかって見つけたということは、ほとんど無いような場所ですが、

なんのなんの、けっこうお客さんが来ています。

 

私も一度お邪魔して、越生特産の “柚子” のドリンクをいただきました。

 

先日、お店のご主人の了解をいただけましたので、我がブログでご紹介です。

この2月、3月、越生に梅を買いに行った後なんか、いいですね。

 

 

今日はこれから作業場にアラジンを探していらっしゃるお客様をお迎えし、

ゆっくりと品定めしていただきます。

私はその間に、新潟のお客様よりお預かりしたアラジンのメンテナンスにいそしみます。

 

 

今日もストーブ三昧の一日です。


シリーズ39の燃料計が動かないの巻

2015年01月04日 | 日記

あけましおめでとうございます。

昨年末の11月に更新して以来、何もせずにとうとう年が明けてしまいました。

 

今年はコツコツとやっていこうと思っておりますので、よろしければ、引き続きご覧になってください。

 

唐突ですが、きょうは、『燃料計の針が固まってしまって動かない』場合に、

ご自宅ではどんな応急処置ができるのかをご紹介します。

 

というのも、ちょうど1年前にシリーズ39をお買い求めいただいた厚木市のS様より、

この症状が出たとのSOSをいただき、何とか簡単に直す方法はないものかと

考えてみました。

同じ症状でお困りの方、参考にしてみてください。

 

これからご紹介する方法は、シリーズ39の場合に使える方法です。

先ずはシリーズ39のタンクの外観です。

 

シリーズ39は上の写真のように、給油口と燃料計の距離が約12センチと近く、

給油口から細長い物を差しこめば、比較的、簡単に『燃料計の部品』にたどり着きます。

 

さて、肝心の『燃料計の部品』ですが、タンクの内側はこうなっています。

 

黒いプラスチックの玉が細長い金属棒の先についています。

この玉が灯油の水面(?)に浮かんだ状態になり、灯油の量によって玉が上がり下がりして

燃料計の針が動く仕組みです。

 

「針が固定したまま動かない」という症状は、

何かの原因で、この玉がどこかの位置のままで動かなくなってしまっていると想像できます。

 

さて、これからが応急処置です。

まず、クリーニング屋さんの針金ハンガーを手で曲げていって、下の写真のような物を作ります。

 

直角に曲がったところから先端までは約20センチ。

20センチの部分は少したわんだ状態にしておきます。

『燃料計の部品』の黒い玉の直径は約2センチですので、

折り曲げたハンガーの隙間で玉をはさんでしまうことの無いように、隙間は1センチ程度にしておきます。

 

さて、この針金を給油口から差し込みます。

 

燃料計部品の黒い玉が付いている金属棒は、あまり硬い物ではなく、

強い力を加えると曲がってしまいますので、

差し込んだハンガーで金属棒を曲げてしまわないように、

ゆっくりゆっくりと、タンクの底にハンガーを沿わせる感じで差し込んでいきます。

 

約15センチほど差し込めれば、もうハンガーの先端は金属棒の下をくぐっています。

そこからハンガーの先端をゆっくりと上に持ち上げていきます。

そうするとハンガーが金属棒を持ち上げますので、連動して燃料計の赤い針がピクピクと動きます。

 

もし、軽い症状の燃料計固まりでしたら、このピクピクを何度かやれば、

固まっていた原因(例えばどこかに引っかかっていた)が外れて、正常に動き始めるはずです。

 

これでもダメなときは、入院が必要な症状だと思いますが、

燃料計の構造は非常にシンプルですので、そんなに複雑な故障は無いと思います。

 

くれぐれも、ハンガーで黒い玉が付いている金属棒を曲げてしまうことが無いように、

そっとそっと動かすことが、この応急処置の勘所です。

 

 

 

 

さて、元旦に初詣に行ってきました。

ここ何年もおみくじはいい結果ではなかったのに、今年は 『大吉』。

やっぱり、『大吉』 出ると嬉しいですね。

 

それでは、1月12日の桐生骨董市でお待ちいたしております。