-アラジンストーブ メンテナンスと販売- 暮しの道具とストーヴ『KEM-G』

芯上下式石油ストーブのメンテナンスと在庫ストーブのご紹介などなど
(石油機器技術管理士の資格を取得しています)

#0105 シリーズ15に関わる2つのお話の巻

2017年01月30日 | 日記
最近立て続けに、シリーズ15に関するお問い合わせがあり、

ちょっと驚いてます。



お一人は、油量計を交換したい川崎市のHさん。


パーツをお探しとのことで、

#0103でご紹介したタンクのカットモデルから取り外した

油量計をお譲りすることになりました。



綺麗に仕上がるよう、祈ってますよ!




もうひとかたは、芯を上げ下げする機構のどこかがおかしくなってしまった

#15をお持ちの横浜市のIさん。



専門の方に診てもらったところ修理不可能と診断されたそうで、

私に声をかけてくださいました。



こちらの修理は、正直言って私も自信がなく、ちょっとビビリ気味。


少し時間がかかるかと思いますが、

せっかくの機会なので、挑戦してみようとお引き受けしました。



タンクも早速送っていただき、今は私の手元に。

さてさて、どう攻めてみましょうか?










一週間ほど前の1月21日、

京都-東寺の弘法さんの市に行ってきました。







骨董屋さんあり、食べ物屋さんあり、はたまたマッサージ屋さんありの

盛りだくさんの市。


三重の伊勢から来ているという漬物屋さんで、

漬物盛り合わせを土産に買いました!


ズシリと重くて、後が大変でしたけど。




その東寺に京都駅から歩いていく途中、

銭湯の看板が目についてパチリ。




'' 電気温泉 '' という言葉がなんとも気に入りました。






今回は、もう一つ。




先日、作業場に小さな男の子を連れたお客様がいらっしゃいました。



ご両親が、どのストーブにしようかあれこれと品定めをしている間、

その男の子は持って来たスケッチブックに、サラサラと何か描き始めました。


描き終わってから、

「はい、これあげる」と差し出してくれたのが、この絵。





うれしかったなぁ。男前に描けてるじゃない!

額に入れて飾っておくことを約束しました。




ほら、ちゃんと飾ったよ。 えいた君!














#0104 VALORのストーブを試してみましたの巻

2017年01月26日 | 日記
箱型ストーブとしてはPODと双璧をなす(と勝手に思い込んでいる)、

VALOR L20に火を着けてみました。





POD(VIKING)は昔々、使っていた時期があり、

その使い勝手は経験済みなのですが、VALORは初体験。

芯は新品を装着したばかりなので、正常燃焼するかどうかの確認も兼ねてます。



アラジンに比べて芯が細いせいか、

芯の生地が少し厚いせいか、

勢いよくツマミを回して芯を上下させると

歯車の反対側がより高く上がり、歯車側が少し下がった状態になるので、

数回細かく上げ下げして、芯のてっぺんが水平になるよう微調整します。



そして着火。

いやいや綺麗な青い炎です。






さて、このVALOR。

確認したいことが2つありました。



ひとつ、どれだけ暖かい?

ふたつ、どこがどれだけ熱くなる?




先ずひとつめ。

ツインバーナーの威力は凄いもんです。

よく、畳何畳の部屋まで暖かいですか? と聞かれますが、

気密性の高い部屋ならば、8~10畳間までは大丈夫じゃないかと。

ただこう感じたのは、前面のスリットから熱気が噴き出してくるので、

直接、暖かさを受け止めるからかもしれません。




そして、ふたつめ。

てっぺんが熱くなるのは想像できますが、

前面、側面、そして裏面もかなり熱くなるのには驚きました。

ちょっと触って火傷するほどではないものの、

ずっと手を付けてはいられないぐらい。


裏面もそこそこ熱くなりますから、

壁にピッタリくっつけての使用は、止めておいたほうがいいでしょう。





このVALOR、前面のカバーをすると、炎が見えにくくなり、

家具のような佇まいに。


ストーブストーブした暖房器具はちょっと、という方には

いい選択肢かもしれません。







さて、#15の油量計についてお問い合わせいただいたHさん、

お待たせしました。


これが在庫の油量計です。






お手持ちのものより状態が良いといいのですが、いかがでしょうか?





#0103 シリーズ15の芯はどうして上下するの?の巻

2017年01月19日 | 日記
シリーズ15はそれはそれは、古いストーブ。


ご存知の方も多いと思いますが、

このタイプは、芯を上げ下げするために、

タンクから垂直に生えたツマミを時計回り、反時計回りに回します。



なんで、時計回りの動きが上下の動きになるのか?

ずっと不思議でした。

見えないんですよ、タンクの中がどうなっているか。



だから、分解しました!



壊れて使えない15のタンクを金切りバサミでバッサリと。





百聞は一見に・・・・なるほど、そういうことか!






簡単に言うと、シーソーです。


写真はちょうどバランスの取れた状態。

芯を装着させていないので、ちょっと分かりにくいですか?



芯は、シーソーでいうと右側に付けます。


ツマミと繋がっている左側が下がれば、芯のある右側は上がります。





そして、左側が上がれば右側は下がります。





仕組みはいたって簡単です。



でも、このシーソー。

こうやってタンクを切断しなければ、見えない、触れない、直せない。



芯上下機構が壊れたら、ほとんど諦めです。



壊れる原因はいろいろあるのでしようが、

真ん中の支点を支える留め具、ツマミと直結している部分の留め具、

この留め具が何らかの原因で外れてしまった為の故障であれば、

見えないながらも、手探りで留め具の外れを元通りにできそうな気が。





お医者さんの使う鉗子のような道具で、腹腔鏡手術のように、

カチャカチャやる感じ。


現実的じゃないなぁ と苦笑いする方の顔が浮かびます。


でもねぇ、このカットモデル(タンク)を使って練習すれば、

なんかできそうな気がするんですよ。

作業用のファイバースコープを使いながら。



いかがでしたか、石川さん。

何か参考になることはありましたか?


お持ちのストーブの症状には、空回りするともありましたので、

もしかしたら、ツマミの下の方にあるネジ状になっている部品のどこかに

原因があるのかもしれません。


直ればラッキー、ぐらいにお考えいただけるようであれば、

ご連絡ください。



#0102 ストーブガードの巻

2017年01月17日 | 日記
ストーブを扱っているとストーブの周りのものにも関心が出てきます。


最初はヤカン。

探すと、結構面白い形のものが。

今でも、アラジンの上に載せたら絵になりそうなヤカンには

ついつい目が行きます。



次が、今日、ご紹介するストーブガード。

こちらもいろんなタイプがあります。


使わない時には折り畳んでおけるもの、

デンと構えて存在感のあるもの、などなど。



このストーブガード。

何度か骨董市に持って行ったことはあるのですが、

ディスプレイすると、それはそれは場所を取ってしまい、

限られた区画内で店を出さないといけない骨董市には

ちょっと不向きなアイテムなんです。



売りに出せないのに、気になる度に仕入れていたので、

溜まってきてしまいました!



今日は、写真でご紹介しますので、

ピン!ときた方、どうぞご連絡を。





ストーブガード#001 ¥6000

今日ご紹介する中で一番大きくて、アラジンはもちろん、パーフェクションも大丈夫。

天井部分無しなので、ヤカンも置けます。





ストーブガード#002 ¥5000

#001よりスリムなタイプ。 底板の無いアラジンとの相性はバッチリ。

天井部分にも網がありますからヤカンはゴメンナサイ。

天井部分の網はそれなりに熱くなりますから、海苔を炙るには向いているかも。





ストーブガード#003 ¥8000

4つのパーツに簡単に分解できるタイプ。

シーズンオフでの保管には便利。

上部外側の取っ手のような部分には、タオルなどが干せる便利品。

あっという間に乾きます!





ストーブガード#004 ¥4000

四角くて大きなひと品。未使用なので綺麗ですが、

恐らく30~40年前のものではないでしょうか?


箱はこんな感じ。




組み立て方説明書は、




裏座金という部品が、残念ながら一つだけ無いんです。



こんなことはちっとも気にならない方が居てくれると嬉しいなぁ。





ストーブガード#005 ¥4000

立方体タイプで、6面が網。

サイズを書いた紙がありませんが、60cm四方ぐらいで、高さ40cmほど。

上面の網は、写真では奥に倒してあります。





ストーブガード#006 ¥4000

なぜか五角形。

こちらも高さは40cmほど。

結構場所を取りますが、形の面白さに免じてお許しくださいませ。





ストーブガード#007 ¥3500

果たして、これをガードと呼んでいいものか?

But、こりゃ何だ? という視覚的な効果はバツグン。

このガードは子供達には何の効果も無さそうなので、

大人の空間向きですね。





さて、いかがでしたか?

気になるひと品はありましたか?



ご連絡いただく場合は、ストーブガード番号をお忘れなく。







最後に今日のオマケ。

先日、名古屋に行った時、どうにも気になって仕方がなかったポスター。




としまえんの 「 プール冷えてます!」 を思い出しました。





コメントいただいた石川さん、

次号をお楽しみに。