-アラジンストーブ メンテナンスと販売- 暮しの道具とストーヴ『KEM-G』

芯上下式石油ストーブのメンテナンスと在庫ストーブのご紹介などなど
(石油機器技術管理士の資格を取得しています)

11月1・2・3日、3連休はどうする?の巻

2014年10月27日 | 日記

10月25日(土曜日)、浦和の骨董市に行ってきました。

今回も思いっきり積んで、ズラッと並べ、たくさんの方が足を止めて見てくれました。

※#39のタンクカットモデルに気が付きましたか? 

 

この日は、骨董市の会場でメンテナンスの依頼をいただき、2台もお預かり。

そのうちの1台が、一番右端にある 『BLUE FIRE』 です。

 

ちょっと、いわく因縁つきの、この珍しい 『BLUE FIRE』 については、

昔の面白いエピソードや、これから始まるメンテナンスの様子などを、

別の機会にご紹介しようと思っていますので、お楽しみに。

 

さてさて、11月の桐生の骨董市は七五三で中止になり、11月1日土曜日は、予定ナシとなりました。

でもでも、メンテナンス待ちのストーブが5台もありますから、3連休は作業場にこもって、せっせと磨こうかなと。

 

いつものようにラジオを聴きながら、ただ磨いていたのでは、なんだか面白くないなぁ。

「そうだ! この3日間は 10:00~16:00 ぐらいの間で、作業場で展示即売会をやろう!」

今日突然、思いつきました。

でも、今からだと、告知期間は無いも同然。

ということで、このブログを見てくださっている方だけへのお知らせです。

 

その内容はというと、

事前にお申し込みいただいた方のみの予約制。

たくさんの中からゆっくりと選んでいただきたいので、1時間につき一組のお客様だけ。

3日間で、たった18組の方だけの展示即売会。

ご予約は、メールをいただいた順にお受けして、一杯になり次第、受付終了です。

 

場所は、西武新宿線の『入曽駅』から、歩いて10分ほど。

お申し込みは、 kem-g@ezweb.ne.jp  までお願いします。

 

お申し込みいただいた方には、連絡先電話番号をお知らせしますので、

当日、入曽駅、もしくは駅近くに到着されたらお電話ください。 

作業場までの道順をご案内します。

 

ここでひとつお願い。

作業場の前の道はとても狭く、クルマを停めるのはちょっと難しいので、

おクルマの方は、入曽駅周辺のコインパーキングに駐車してから、徒歩にてお越しください。

 

ほんの小さな作業場ですので、勝手をいってすいませんがよろしくお願いします。

 

現在の在庫は、今日の写真のストーブ全部と、これからメンテナンスをする#39×3台です。

今ならば、たくさんの在庫の中から、ゆっくり選べます。

特に#39は初めてアラジンを使う方には、とっても扱いやすいストーブですので、早い者勝ち。

 

何人の方から、お申し込みいただけるのか、ちょっとワクワクで、ちょっとドキドキ。

もしゼロでも、がっかりしない心の準備をしておかないと。

 


久々の大掛かりメンテナンスの巻

2014年10月12日 | 日記

10月11日、12日、13日の三連休。  

この三連休は骨董市出店の予定が無いので、作業場でストーブたちのメンテナンスです。

 

11日は、去年から川越骨董市に何度もストーブを見に来てくださっていたSさんが、

“次の冬はアラジンのある暮らしがしたい!”と、わざわざ作業場まで足を運んでくださり、

10数台ある全てのアラジンの在庫の中から、お気に入りの1台をお買い求めいただきました。

アラジンのある生活、ゆっくりと楽しんでください! 

お店の準備も頑張ってくださいね。

 

 

さて連休二日目の今日12日。

ちょっとばかり大掛かりなメンテナンスをやりました。

 

どう大掛かりなのかを簡単に説明しますと、

まったく同じ型式のアラジンが2台ありまして、

1台はタンクの形状に少し不具合があり、タンクそのものを交換したほうがいい状態。

こちらをA。 

もう1台は、芯を上下させるツマミの軸が曲がってしまっていて、これも要・交換。ただしタンクは正常。

こちらはBです。

大掛かりなメンテナンス、イコール、“移殖手術”とは、

Bの正常なタンクに、Aの正常な曲がっていない軸を移殖して、完全な状態のアラジンを1台作るというもの。

 

今回、手術台に上がった2台のアラジンたちです。 左がA、右がB。

 

 

アラジンのシリーズ39の対震消化装置は、

『揺れを感じたら、バネの力で芯を上下させる軸を強制的に芯を下げる方向に回して、

火を消してしまう』というもの。

 

そのためアラジンのタンクには、バネの力で動こうとする部品が必要以上に動かないようにするために

途中でガッチリと受け止めるための工夫がなされています。

 

 

ただ、何度も何度も受け止めていたら、さすがにその部分に負担がかかり、どんどん磨耗していきます。

次の写真は、まだ磨耗が少ないBのタンクの写真。

 

 

そして、磨耗が激しいAのタンクの写真。

 

Aのストーブは、磨耗の影響で、バネの力で戻ろうとする部品を受け止められないことがあるため、

対震消化装置がうまく働かない原因になっていました。

 

 

そして次に、ツマミの軸。

上の真っ直ぐな軸はAの物。 下の曲がった軸はBの物。

 

下の軸は、相当、強い力が加わって曲がってしまったようです。

いったいどんな状況だったのでしょうか?

 

というわけで、2台のアラジンから具合の悪い部品を外して、

調子のいい1台を仕上げていったのでした。

下の写真は、Aのタンクから軸を抜きとっている写真です。

 

 

移殖手術後、いつものように青い炎が出ることを確認して、作業終了です。

 

このところ、急に涼しくなってきたので、いつでも使い始められるように、

早速、Aのストーブを、オーナーの東松山のH様に届けてきました。

今年も、アラジンのある、あったかい冬を楽しんでくださいネ!

 

今回のブログは、久しぶりに長編でした。 最後までお付き合いいただき、感謝!


在庫情報、新着情報の巻

2014年10月05日 | 日記

10月に入って少し涼しくなってきたと思ったら、台風来襲。

しかし、10月4日の桐生骨董市は、天気が崩れだす前日で滑り込みセーフ。

こんな感じでお店を出してきました。

 

アラジンの場所だけクローズアップした写真をどうぞ。

 

下の段、一番左は、あの『二個いちダメちゃん』です。

いつもいつも作業場で留守番ばかりなので、今回は骨董市初体験。

さて、どんな気分だったでしょうか。

 

次に、新着情報。

ここ2週間で2台のアラジンが入荷しました。

グリーンの#37と同じくグリーンの#16。

#37のは程度良好ですが、少し年式相応の疲れあり。

#16はタール汚れが付いているぐらいで、タンクもチムニーも驚くほど綺麗な状態。

久しぶりに出会った極上品です。

 

この2台とも、メンテナンスが間に合えば、10月の浦和でデビューです。

 

このところ涼しくなってきたので、ストーブを見るお客さんの目が変わってきました。

程度のいいストーブは早い者勝ちです。

だから、じっくり考えて、買うときは即決で。

 

11月は桐生の骨董市が七五三でお休みなので、

骨董市への出店は浦和が2回続きます。

数ある中から選びたい方、程度のいいものを手に入れたい方。

10月と11月の浦和でお待ちしています。