お客様のH様から、
シャープ製の古いストーブを持っているのだけれど、
芯交換ができるならば使い続けたいので、
芯交換可能かどうか見て欲しいとご依頼がありました。
お預かりしてみたところ、どうでしょう、
1970年代ぐらいのストーブでしょうか。
とても綺麗な状態で、大切に使われていたことが伝わってきて、
使い続けたいと仰るのも頷けます。
さて、肝心の芯の様子です。
分解して、芯筒を取り出してみて驚きました。
なんと12カ所もホチキス状の針でガッチリと筒に止められています。
パーフェクションの芯も同じように針で筒に止められていますが、
それでも確か3カ所程度で、12カ所というのは初めてです。
これでは、とても交換できません。
恐らくシャープの設計担当者は、
芯が短くなってきた時は、芯だけを交換するのではなく、
筒ごと交換する方法を採用したのでしょう。
針でガッチリと止めておけば、芯がズレる心配も無いでしょうから、
メーカーとしては安心です。
でも、なんだか、もったいない。
金属製の筒は壊れてもいないのに、芯が短くなった為に捨てられてしまう運命。
当時は、高度成長期真っ只中。
どんどん作って、どんどん消費して、というのがスタイルだったとか。
ストーブのこういう部品の設計から、
当時のモノの考え方が見えてきます、というお話。
それから考えると、
芯だけを交換する方法を採用したアラジンの設計担当者は
随分と堅実な方だったんだろうなぁと、感心しきりです。
今日は、私の年に一度のお楽しみの日。
年末恒例の第9コンサート。
今年もいろいろ、ありました。
1時間ちょっとの間、楽しんできます。
シャープ製の古いストーブを持っているのだけれど、
芯交換ができるならば使い続けたいので、
芯交換可能かどうか見て欲しいとご依頼がありました。
お預かりしてみたところ、どうでしょう、
1970年代ぐらいのストーブでしょうか。
とても綺麗な状態で、大切に使われていたことが伝わってきて、
使い続けたいと仰るのも頷けます。
さて、肝心の芯の様子です。
分解して、芯筒を取り出してみて驚きました。
なんと12カ所もホチキス状の針でガッチリと筒に止められています。
パーフェクションの芯も同じように針で筒に止められていますが、
それでも確か3カ所程度で、12カ所というのは初めてです。
これでは、とても交換できません。
恐らくシャープの設計担当者は、
芯が短くなってきた時は、芯だけを交換するのではなく、
筒ごと交換する方法を採用したのでしょう。
針でガッチリと止めておけば、芯がズレる心配も無いでしょうから、
メーカーとしては安心です。
でも、なんだか、もったいない。
金属製の筒は壊れてもいないのに、芯が短くなった為に捨てられてしまう運命。
当時は、高度成長期真っ只中。
どんどん作って、どんどん消費して、というのがスタイルだったとか。
ストーブのこういう部品の設計から、
当時のモノの考え方が見えてきます、というお話。
それから考えると、
芯だけを交換する方法を採用したアラジンの設計担当者は
随分と堅実な方だったんだろうなぁと、感心しきりです。
今日は、私の年に一度のお楽しみの日。
年末恒例の第9コンサート。
今年もいろいろ、ありました。
1時間ちょっとの間、楽しんできます。