伐られずに残されているから
果実も零れ落ちる種子も冬芽・葉痕もみんな見える。
▲ 全体に長い毛に覆われている果実が乾燥すると中から同じように長い毛に覆われた種子。▼
▲ 種子は歪な楕円形(腎臓の形)で、細くなった部分が、白く長さのある臍の緒と繋がっている。
臍の部分には毛は無く、背面にびっしりと長い毛。▼
▲ まだ果実(種子)を残した長い果柄(花柄)と、大きな葉を支えていた大きな葉痕。左右には托葉痕もある。▼
▲ 目立つ葉痕の上には星状毛に覆われた冬芽(裸芽)が見える。▲
(2024.01.17 明石西公園)
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▲ 葉痕の左に小さな托葉痕が見える。▲
(2024.02.07 明石西公園)
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(2024.02.09 明石西公園)
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そのまま残されている。
フヨウ(芙蓉) アオイ科フヨウ属 Hibiscus mutabillis
(2024.03.11 明石西公園)
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▲ 大きな葉痕、星状毛に覆われた冬芽(裸芽)が見える。パーツは芙蓉と同じ。
枯れ残った托葉も葉痕の左右に見える。▼
スイフヨウ(酔芙蓉)アオイ科フヨウ属 Hibiscus mutabilis 'Versicolor'
ヒトエスイフヨウ(一重酔芙蓉)Hibiscus mutabilis 'Hitoesuihuyou'
スイフヨウもヒトエスイフヨウもフヨウの改良・園芸種には変わりない。
(2024.02.16 林)
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▲ ムクゲの果実と種子。フヨウの果実とは似ているけれど外観は違っている。種子に付いている長い毛もかなり違って見える。▲
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フヨウの果実・種子2023 フヨウ2023 白色の芙蓉 桃色の芙蓉 フヨウの冬芽・葉痕 ムクゲの冬芽・葉痕2024
スイフヨウ2023 タイタンビカス2023 モミジアオイ2023 ヤノネボンテンカ2023 ムクゲ2023 ハイビスカス2022
アメリカフヨウ2023 アニソドンテア・マルバストロイデス2023
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自然の摂理と 太陽と雨が 育むのだなぁとしみじみ 思いました。
そして 満州の悲しいものがたりも思い出しました。芙蓉のように美しく と蓉子と名付けられた妹を 逃げるのに足手まといだとおとなたちに強要され 手にかけてしまった兄のものがたりです。長いこと悪夢にうなされた兄は 覚えもなく庭の隅に咲いた芙蓉に毎日 おはよう蓉子と声をかけ 癒されていったそうです。どうか平和がつづきますように...
悲しい記憶や物語も、少なくとも記憶している人が生きている限りは
そのまま残り続けてほしいものです。
小学校からの同窓に「杳乃」と名付けられた女性が居ます。
「はるかの」と呼ぶのですが、父君が満州の大平原に沈む夕日から「杳」の一文字をつけてくれたそうです。
敗戦後に看護婦だった母堂と二人で引き上げてきたそうです。
名古屋の公園にも酔芙蓉がよくありますが、冬には地上20~30センチで見事にバッサリと刈り込まれてしまうので、種を見る機会がありませんでした。
こんど、自然林で探してみます。(^-^)
徒長した枝が四方に出て花をつけるので間延びした感じになってしまうからでしょうね。
丸坊主にされても次の年にはしっかりと枝が伸びて花を咲かせるので
公園などでも重宝されるのでしょうか。