「帯解け」というなまめかしい名前は、花びらが名古屋帯を解いたように
スプーンに似た形をしているてことに由来するとされている。
この花の名前を知ったのは随分昔のことだ。
帯解寺と言う名前の寺が奈良市今市町(JR桜井線帯解から至近)にある。
文徳天皇の皇后は子どもに恵まれなかったが、帯解子安地蔵に祈ると出産した。
天皇は天安2(858)年に伽藍を建立し、帯解寺と名づけたと伝えられる。
寺はその由来から安産祈願の女性の信仰を集める。
だから寺の名前の方は、腹帯が安らかに解ける意味が込められている。
オビトケコンギク(帯解紺菊)キク科シオン(アスター)属 Aster ageratoides var. tubulosus
(2024.11.13 明石公園)
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