ヤブツバキが幾つか咲き初めている。
椿園は日当たりが悪い斜面だけれど
最上部ではタイワンツバキが咲いている。
数年前に違った表示のあった原種系椿は表示が撤去されたままになっている。
それでも花は今年もしっかり咲いている。
二種共に、普通に見る椿とは全く違った葉をつける。
こういう種類が普通に育つのだから
ツバキとサザンカを幾つかの俗説だけで区別していてはいけないと感じる。
タイワンツバキ(台湾椿)ツバキ科タイワンツバキ属 Gordonia axiilaris(=Polyspora axillaris)
中国名 大東茶(大頭茶とも) 「茶」は日本で言う「ツバキ」の意味らしい。
ただこの種はツバキ属ではなく、タイワンツバキ属。
台湾にはタイワンサザンカ(ツバキ科ツバキ属Camellia tenuiflora)、この辺りの名付けられ方がややこしすぎるから
ツバキとサザンカを素人が俗説だけを頼りに中途半端に論じるのはむずかしい。
グランサムツバキ(Camellia granthamiana 大苞白山茶)に似ている。
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Camellia fluviatilis(原種系)
ネット上には須磨離宮公園ホームページ掲載画像のみで詳細不詳だった。
調べた結果、Fruvirtiris ではなく、Fluviatilis 、ツバキ属はCamellia だから、Camellia fluviatilis
幾つかの海外サイトに画像があった。
中国名 窄叶油茶 zhai ye you cha 中国サイトでは窄叶短柱茶
(2015.12.14 須磨離宮公園)
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小石川に植栽されている カメリア・ドルピヘラ(Camellia drupifera)の画像に似ている。
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去年のツバキ 二年前のツバキ 三年前
カメリア・ドルピヘラのことに気がついてから二度ほどは行っていると思います。
今迄気にしていなかったことが不思議なくらいです
いくつものページにリンクされているので楽しいです!
黄色の椿の金茶は一度見た覚えがあるのでできればもう一度見てみたいです!
椿やサザンカはいつまでも?マークがついていきそう・・・
敢えてそれを避けて、ツバキはツバキ、ウメはウメで通したいと時折思います。
それでも区別が可能であれば区別しておきたいです。
ただそれに拘りすぎると「泥沼」に踏み込んでとんでもない事になる。
名前に拘ることはほどほどにして、少しだけでも理解が進んだことを、中途半端にしないように心掛けたいですね。
サザンカとツバキ、似てますね…などと中途半端な事より、確実な区別法なんて無い…と思った方が気楽です。