見た目では未だに特定しにくい、と言うより出来ていない。
果実を潰して確認するのが手っ取り早い…と言われるのだけれど
「球状顆粒」の存在を明確に出来たためしがない。
目視で確実な区別点が未だに掴めていないからだ。
目視で確認できないものを顕微鏡や科学分析などなどで解析・研究するのは私の仕事ではない。
できないものまで深入りして、熱心に研究されている方々の分野にまで踏み込むなど笑止、そう思っている。
▲ 花冠裂片には幅があり、見た目では切れ込みは浅い。▼
▲ 花冠を包んでいる萼片は長く幅がある。▼
▲ 花冠は5弁、合着したおしべの葯も太い。▼
▲ 花は総状について、花柄は長い。▼
▲ まだ緑色だが、果実にはフケ状斑紋と呼ばれているものが散在している。▼
(2022.08.07 北王子町)
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▲ 殆ど艶の無いと思っているのがイヌホオズキの果実、この果実は緑色を残して未熟だが全く違った印象を受ける。▲
▲ めしべの花柱が伸びて柱頭がおしべよりも飛び出している。▼
イヌホオズキ(犬酸漿) ナス科ナス属 Solanum nigrum
アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿) Solanum ptychanthum
オオイヌホオズキ(大犬酸漿) Solanum nigrescens
テリミノイヌホオズキ(照実犬酸漿 垂れ実型)Solanum americanum
(2022.11.17 北王子町)
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【何年も前からの疑問】
「粒状顆粒」のことが引っかかりすぎて調べるのが面倒だからと、今も目視に拘っている。
目視での区別点を探っている途中で「テリミノイヌホオズキ(垂れ実型)」の説明に出合った。
テリミノイヌホオズキは、木場で確認した光沢のある果実をつけるカンザシイヌホオズキ(果柄が上向き)
そう思っていたのだけれど、もう一つ「垂れ実(果柄が垂れる)」の記述があった。
今まで「粒状顆粒」が不確かだったにも関わらず、オオイヌホオズキとしていたものは
このテリミノイヌホオズキ(垂れ実型)に当てはまるのではないかと考え始めている。
☆
▲ イヌホオズキの果実には殆ど艶の無いものが多い。
萼片は反り返り熟した果実は果柄・萼片部分を残して落ちると説明されていることが多いのだが
実際には果実は果柄・萼片が枯れたまま残っていることもある。▲
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イヌホオズキ オオイヌホオズキ オオイヌホオズキ アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)
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