
かつてこの花を上げたページに何度かクレーム?
ピンクノウゼンカズラ(桃色凌霄花)ノウゼンカズラ科ポドラネア属 Podranea ricasoliana の記名が多い。
漢字で桃色と書いているのだから、どうしてモモイロではなくピンクと書くのかがわからない…
等と書き送ったけれど、それでもモモイロノウゼンカズラ(モモイロノウゼン)は大きな樹になります…とのご託宣。
ご丁寧に画像まで送られてきて恐縮した。
桃色凌霄花と漢字で書いているのに、わざわざピンクノウゼンカズラと書かないだけのことですと追伸。
送られてきた大きな樹は、沖縄の街路に育っているイペーだった。
モモイロノウゼンカズラ(桃色凌霄花)
ノウゼンカズラ科ポドラネア(パンドレア、テコマ、ビグノニア、タチノウゼン)属 Podranea ricasoliana
(=Pandorea ricasoliana,Tecoma ricasoliana,Bignonia rosea)
(2022.08.15 林崎町)
☆
英名pink trumpet vine 園芸種名 'Contessa Sara' 等などの他に、聞いたことが無いモモイロラッパバナなどとも説明される。
時に、ソケイノウゼン(Pandorea jasminoides)までもが「ピンクノウゼンカズラ」に含められて記述されているのは頂けない。
▲ 蔓性のモモイロノウゼンカズラなのだけれど、
ピンクノウゼンカズラと呼ぶのは下のイペー(木本)との混乱を避ける為なのか??等と余計なことまで勘ぐってしまったものだ。▼
▲ ブラジルの国花とされているイペー(Tabebuia palmeri )はかように高木になる。
送り付けられてきたのはこの画像で、花色も育っている姿も全く違っている。▼
▲ ブラジルの国花とされているイペーはこの黄色花。ノウゼンカズラ科タベブイア属 Tabebuia chrysotricha
和名ではコガネノウゼン、キバナノウゼン、ゴールデントランペットツリー。
日本では沖縄・奄美辺りの亜熱帯気候の地に桃色が最初に入って来て、アカバナイペーと呼ばれていた。
このTabebuia palmeri は蔓性ではなく落葉高木、のちにやや低木で黄色い花を咲かせるものが入った来たそうだ。
イペーの他にイッペイ、イペ・ロッショ、モモイロイペー、モモイロノウゼン、キダチベニノウゼンと呼んでいる。
幾つもの混乱・混同でややこしいのだけれど、事の真相はどうもそのあたりの呼び名にありそうだ。▲
☆
▲ ハリミノウゼン ノウゼンカズラ科クリトストマ属 Clytostoma callistegioides ▲
ハリミノウゼンは新宿の温室で撮った花。リンクが切れていたので追加した。
------------------------- 以下に過去ログへのリンクを設定(項目をクリック)---------------------------
モモイロノウゼンカズラ(桃色凌霄花)2019 2022
ノウゼンカズラ2024 ノウゼンカズラ 'マダムガレン' アメリカノウゼンカズラ2024 ヒメノウゼンカズラ
ソケイノウゼン2023
ブログ記事一覧-HAYASHI-NO-KO (goo.ne.jp)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます