生きる喜びを探す行動

①人生慌てるとロクなことがない
②遊ぶこと、楽しいことなら何でもやる。

イギリスのサクラ

2021年03月29日 15時24分07秒 | アート・文化
ロンドンからのたよりを紹介します。そして、私が返信した通信文は
「イギリスでもじつは、桜の歴史は長い。ヨーロッパ原産の「ブラックソーン」は、田舎でよく見られる桜で、初秋に小さな青い実(スロー)をつける。低木で丈夫なので、昔から生垣などに利用され、実はジュースにしたりジンに入れたりして飲用されてきた。次に、ローマ人が紀元前後にイギリスに持ち込んだといわれる、食用の赤い実をつける「サクランボ」の木。人々はサクランボをデザートやジャムに広く利用するようになり、この桜はイギリス人の暮らしに深く根づいた。チェリー・プラムもこの種類である。また、200年余の鎖国を終えて世界に姿を現した極東の日本から、浮世絵や陶器、根付けなどとともに、美しい桜がはじめてヨーロッパに紹介されると、「日本ブーム」が起きた。イギリスに来た桜は、「アサノ」、「ヒサクラ」などと日本の名前がつけられ、愛好家のあいだで熱狂的に受け入れられた。こうして「ジャパニーズ・チェリー」は各地に植えられるようになり、イギリス人の暮らしに馴染みのある木となっていった。」