年頭、善光寺へ初めて初詣に行った。ローピング、順番待ち、その混雑ぶりに驚いた。
丁度法要を終えた上人さまが通る際に合掌もせず、ケイタイで写真撮影を試みるというサル同然の狼藉者が散見された。こまったもんだ。
それから湯福神社に行き、お神酒をいただいた。お代わりしたくなる、おいしいお神酒であった。
さらに往生寺まで上がった。その昔、善光寺と往生寺は併せて一つの参拝順路となっていたようである。
参考文献:週刊長野記事アーカイヴ:往生寺 ~動物出没に悩む遠足の地~
往生寺の境内には我々の他に一人。境内はきれいだし、眺めも良く気分爽快。
山腹の遊歩道の先に、壁4面が落書きだらけのお堂がある。何が安置されているのか定かでない。私は「らくがき堂」と呼んでいる。
県内、県外からの大勢の参拝者による無数の落書き。その烈しさに漆喰壁が削り取られた部分もある。現在確認している最古の落書きは大正3年6月9日の何某によるものである。
そして、昭和30年代以降の落書きを探すのは困難を極める。人の流れは上記参考文献のとおりの移ろいであったようだ。
正月二日、往生の地から善光寺裏口駐車場に向けゴッタ返す自動車の列を眼下に、「善光寺は表から入って、それからここまで歩いてこいや!」と普段通りに思ったのであった。
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