花恋人

山野草や蝶・トンボなどの昆虫、冬は野鳥です。

上毛カルタ その32

2006-01-31 | Weblog
上毛カルタ、今日はです。
そろいの支度で八木節音頭・・・♪♪ハァ~またも出ました三角野郎が 四角四面の櫓の上で 音頭取るとはお恐れながら 国の訛りや言葉の違い お許しなさればオオイサネ~♪♪ と唄われる八木節音頭は、今では桐生まつりの中心となりました。桐生は八木節のメッカ、年々盛況となり郷土民謡八木節の名声が高まっています。
上州名物八木節音頭の起源は、大正の初め八木宿(足利市)の馬方、堀込源太が現在の八木節にまとめ、全国に広めたといわれています。その後、昭和の初期、時の桐生織物同業組合長彦部駆雄氏(九代目組合長)が桐生織物宣伝のため永楽町の組合事務所前広場において八木節大会を開き、全国の織物問屋を招待して盛況を極め一大反響を起こし、以来全国の集産地において上州名物八木節音頭による織物宣伝をつづけ今日に至っています。毎年8月上旬には桐生八木節まつりが開催され、正調八木節おどりのほか、若者たちのダンス八木節なども披露されます。


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上毛カルタ その31

2006-01-30 | Weblog
上毛カルタ、今日はです。
誇る文豪田山花袋・・・田山花袋は明治4年12月13日、館林に生まれました。本名は録弥と言います。田山家は旧館林藩主秋元家に仕え、江戸時代に山形から館林に移り住みました。花袋は一家して上京する明治19年まで館林で過ごしました。館林東学校に学ぶかたわら、旧館林藩儒者吉田陋軒に漢学を学び、この頃から漢詩文を雑誌に投稿するなど文学に目覚めていきます。上京した花袋は明治24年、尾崎紅葉を訪れ小説家を志します。英語を学びながら西欧文学に触れた花袋は新しい文学を試み、明治40年『蒲団』の発表により、日本の自然主義の確立者として近代文学界に大きな足跡を残しました。

ここは田山花袋旧居(第二資料館)です。花袋が7歳から14歳までおよそ8年間を過ごした家です。特にこの家は、花袋が館林の思い出を書き綴った作品『ふる郷』(明治32年刊)に”なつかしきこの家”と記されており、花袋にとって思い出多い家でありました。
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上毛カルタ その30

2006-01-29 | Weblog
上毛カルタ、今日はです。
仙境尾瀬沼花の原・・・夏が来れば 思い出す
                   遥かな尾瀬 遠い空
                   霧の中に 浮かび来る
                   優しい影 野の小道
                   水芭蕉の花が 咲いている
                   夢見て咲いている 水のほとり
                   石楠花色に 黄昏る
                   遥かな尾瀬 遠い空

尾瀬を象徴する広大な尾瀬ヶ原は標高1,400m、燧ヶ岳、景鶴山、至仏山など2,000m級の山々に囲まれた本州最大の湿原です。東西6km、南北2kmにわたる湿原は、あちこちに澄んだ水をたたえる無数の池塘や、浮島が点在し広大な湿原を形成しています。5月上旬から9月下旬まで可憐な高山植物が咲き誇り登山客で賑わいます。
尾瀬沼は燧ガ岳の噴火によってせき止められてできた湖、標高1,650mにあり、周囲約7km、2~3時間で回ることができます。

尾瀬ヶ原から至仏山、大江湿原から燧ヶ岳


中田代下の大堀、三平下から燧ヶ岳

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上毛カルタ その29

2006-01-28 | Weblog
上毛カルタ、今日はです。
分福茶釜の茂林寺・・・タヌキが茶釜に化けて和尚さんに恩返しをする童話「分福茶釜」の物語の舞台となった茂林寺(太田市)は、応永33年(1426年)大林正通禅師が開山した曹洞宗の大寺です。山門をくぐると22体の愉快な表情をしたタヌキ像(焼き物)たちが参拝者を出迎えてくれます。寺には寺宝の「紫金銅分福茶釜」や古文書などが大切に保存されています。
童話「分福茶釜」を思い出したい方は、次のURLをどうぞ。
http://www.bunbuku.net/chagama.htm

山門をくぐると左右に11体づつ表情や立ち振る舞いの異なるタヌキたちが迎えてくれます。


これが寺宝の紫金銅分福茶釜です。右は茶釜に化けたタヌキ様です。

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上毛カルタ その28

2006-01-27 | Weblog
上毛カルタ、今日はです。
伊香保温泉日本の名湯・・・先ず初めに、伊香保町は、平成18年2月20日に合併し、新「渋川市」となります。県外の人は渋川市が冠になる、と思えば従来どおり伊香保町でよいのです。伊香保町は榛名山の東腹、標高800m位にある温泉街です。草津・水上とならび群馬県を代表する温泉です。温泉街は湯煙の立つ情緒あふれる石段(長さ、300m、360段)を中心にヒナ段のように広がり、山あいの湯処独特のムードをかもしています。石段を登りきると伊香保神社です。なんと耕地面積は総土地面積の3%未満の傾斜地に位置するのです。周辺には榛名山・榛名湖、水沢観音、夢二記念館、徳富蘆花記念館などがあります。お帰りには美味しい水沢うどんなどお召し上がりになっては如何ですか。

伊香保温泉街と赤城山を望む


左から石段街、伊香保神社、紅葉橋

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