Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

CMとアニメーション

2011-12-11 00:02:02 | アニメーション
ノルシュテインはかつて、もし自分の作品がテレビで放映されるとしたら、合間にCMを流してほしくない、という趣旨の発言をしました。展覧会で絵画に企業広告が貼ってある風景を想像できるかい、と。まあ確かに、映像作品にCMを挟み込むのは絵画に広告を貼る行為と同等だという主張は理解できます。近年の日本では、映像が流れているさなかに文字宣伝を出すことが常套化してきていますが、これを見たらノルシュテインは何と言うのかな。何考えてんだよ、とぼくはいつも心の中で呟いていますが。

とまあ、こんなことを、きのうラピュタを見ながら考えました。正確に言うならば、ラピュタの合間に流れるCMを見ながら。ラピュタにはCMはいらない。