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森の秘密工場



森の菌類(土着菌)を使って
発酵堆肥を作っていること
昨夜も書きました。
心底、森の菌類に魅せられました。

日々宝物を探すように菌類のかたまりを集めています。
金塊ならぬ菌塊です。



これはあるいは菌類というより粘菌かも知れません。
菌類はどちらかというと植物的であるのに対して
粘菌は動物的な単細胞の大きなアメーバーです。

こういうのや藻類や細菌やカビや原生動物を
ひっくるめて「微生物」と呼ばれています。



森には多様な微生物が棲息しています。
これは綿菓子状の菌類。



上の写真のアップ。



見上げるとコナラの樹と青空。

エンジェルファームを立ち上げたのが2002年3月。
14年の年月が流れて、ようやくエンジェルファームの
ファームという土台が見いだせたと思っているところです。

仁和田久雄著「土が危ない~目覚めよ土壌汚染の現状に~」と
いう1985刊行の本に目を通していると
こんな記述がありました。

この不可思議な秘密工場で
枯れ枝、落ち葉、昆虫、動物の死体
ふんを腐らせて土に返し
跡からもなくして
土を肥やしてくれているのだから
自然はよくできている。


・・・

もし菌類のやっている清掃作業を
人工でやろうとすれば
現代の科学の力をもってしても
おそらく一町村の狭い範囲だけでも
お手上げになるであろう。

日本全国、世界中の菌類が清掃してくれている費用を
金額に換算すれば天文学的な数になることは
まちがいない。


去年から森の秘密工場をそのままエンジェルファームに
持ち込む作業をしています。

それが僕たちの構想する“ヒーリングガーデン”に
必要なことであると感じて・・・