木彫り倶楽部 more

本来は、木彫り教室のブログでしたが。。。還暦を迎え自然農にはまり、自然からの恵みや日々の気づきを気ままに綴っております。

炉開きと亥の子餅

2019年11月08日 | 日記
こんばんは❗

今日はお茶のお稽古日でした。
久しぶりに袷の着物👘に袖を通してほっこり(*^^*)

夏物や単衣のシャリ感も捨てがたいですが、肌寒くなってくると、しなやかに馴染むトロンとした感じが気持ちいい✨

今日のお菓子は、高松の老舗 福久ろ屋さんの「いのこ餅」をいただきました✨
求肥とこし餡の丸い和菓子です。


写真は福久ろ屋さんのHPからお借りしました。
イノシシの子(瓜ん坊)を模したと言うけど
見えません(^_^;)

でも味は良かった✨
上品な餡でとても美味しかったです。

さて、この亥の子餅をなぜ、炉開きに頂くのか不思議に思って先生に尋ねました。


旧暦の10月10日(亥の月の、亥の日)の亥の刻(午前10時頃)、亥の子餅を食べて、無病息災を願う行事が中国から渡り、平安時代に宮中で流行ったそうです。
イノシシは多産で子孫繁栄もあり、源氏物語にも登場するなど、平安時代のブームだったそうです。

また、亥は五行の中で、水の属性を持つので、火の安全の意味合いから、その時期に、炬燵や火鉢等を出すようになったそうです。

主人の実家が、お十日(10月10日金比羅さんのお祭り)に炬燵を出していたのは、ちゃんと理由があったのですね…繋がりました(^_^;)
お十日が来たら、炬燵を出せとヤイヤイ言うのも習慣だったのね(笑)ごめんね🎵
これからは、旧暦に出すことにします🎵


それで、お茶も風炉から炉に変わる
炉開きをこの日に行うようになったとの事で、お茶の世界ではお正月のようなもの。心新たに取り組みましょう。と教えてくださいました。

旧暦の10月10日は、先日11月6日でした。お稽古日の関係で、今日が炉開きになったそうです。

本当は、まだまだ基本の盆点前ですが、先輩に混じって炉のお点前を練習させていただきました。(*^^*)

先生から伺った同じような内容を、京都の和菓子屋さん甘春堂さんのHPで見つけました。
もっと詳しく載っているので、載せておきます


甘春堂さんのは、イノシシっぽさが残ってますね。(笑)
同じ亥の子餅でも、ずいぶん違います。
瀬戸内海を渡るうちに変化したのでしょうか?😆
形は変わっても、そこに込められる思いは同じ?
(イヤイヤ…いろいろなものが、高松はユルく丸くなってる気がする 県民性かな?ちょっと面白い✨)

おそらく、中国のおおもとの行事とも、かなり変わっているのでしょうね。(笑)

先輩が、「ちょっと(お菓子の)形が変わってきてますね」と仰っていたので、職人さんが変えてしまったのかもしれません。

引き継ぐ事、変化していくこと…
人が違えば同じを意識しても変わってゆくものかもしれませんね。

だからこそ、先生はお正月とおっしゃったのだと思います。

始まりを意識する炉開き。初心に戻り、火を扱う者の心構えを教える日として、大切にされているような気がいたしました。

茶道初心者ですので、解釈が違っているかもしれません。


日本人で良かった✨
日本をより一層意識した一日でした。


本日もお立ち寄りくださいましてありがとうございましたm(__)m


コメント
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