うんたま森のキジムナー

啓蟄

アルミサッシの内側で、アリの行列が現れた。
夜明け前に散歩をしているとホタルが目の前を
横切って行った。
暦では「啓蟄」
冬ごもりしていた虫たちが姿を現しだし頃。
虫に限らず、さまざまな生き物が目覚め始めるのが
「啓蟄」といわれている。

これから日に日にあたたかくなっていくのは、
ありがたいが、虫だけは好きになれない。
あとひと月もすれば、大嫌いな蜘蛛が
現れるようになる。
油断していれば駐車場や玄関脇に1mを超える
大きな巣を張り巡らす。
近所のオジィは、その大きな蜘蛛の巣を見て
「しばらく良い天気が続くさぁ」
と呑気なことを言っているが、私の縄張りに蜘蛛の巣
なんて許せない・・・・

寝ぼけて、玄関を出て、もし蜘蛛の巣があって、
そこに顔をつっこんでしまえば、
おそらく、そのまま気絶する自信がある。
世の中で一番きらいな物は何?と聞かれれば、
間違いなく「蜘蛛」と答えるだろう。

とくに沖縄の蜘蛛はジョロウグモで、
黄色いシマシマパンツをはいて、巣のど真ん中に
張り付いている。大きな巣を張り巡らして
「ドヤッ!」と主張しているようだ。

強い風が吹いて巣が揺れると、玄関に巣が張り付くのでは
ないかとヒヤヒヤする。
暖かくなるのはありがたいが、どうしてもこの蜘蛛だけは
好きになれない。

虫たちは暦の「啓蟄」をしっているかのように、
この日を境にあちこちから現れてくる。


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コメント一覧

ダイバー
田舎育ちの私も実は蜘蛛が苦手です😅 小学生の頃に過ごした実家では直径が15cm程の蜘蛛が天井付近に普通に歩いていました😵 巣を張るわけでもないので生活に支障は無いのですが、寝静まった頃に下に降りてきて危害でも加えられないかと思うと寝付けないのですが、両親はさして気にしてないので諦めていました。

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