新暦の正月はキビ刈作業に忙しく正月は旧正月を盛大に
祝う事が多かった。身内の多くが本土で暮らす家庭が
多くなり、島を出た子供たちも正月休みを利用して
戻ってくるので、いつのころからか旧正月を祝うのは
一部地域だけになってしまった。
伊良部島の佐良浜や久松地区は漁業が盛んなところなので、
何よりも一年の始まりを旧正月にしていたが、やはり
高齢化が進み後継者不足もあって、昔ほど盛大ではない。
もちろん旧正月は漁を休んで、船を清め大漁旗を掲げる。
その数も年々減っていっている。
こちらの漁師仲間からは、「旧正月だから飲みに行こう。」
と以前はよく誘われていたがいつのまにか
その習慣もなくなった。
旧正月が変わったのは島の習慣だけでなく、沖縄本島では
大挙して中国からの観光客が押し寄せてくる。
旧正月を利用して海外で過ごす中国人の数は年々増え続け、
今ではその数600万~700万人にも達する勢いだとか・・・・
観光協会では莫大な経済効果を生む中国人観光客に目を
向けているようだが、勝手ながら丁重にお断りしている。
沖縄の旧正月も時代とともに変わっていく。
受け入れられるものと受け入れられないような問題まで
出てくるとは思わなかった。
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