うんたま森のキジムナー

甲イカ

言葉が聞き取りにくいとき
「すみません、もう一度・・・」
すると相手は「田んぼのタ」とものを例えて言って
くれるときがある。

伊舎堂さんという人の名前を聞き返すと
「イカのイ」ならわかるけれど、「コブシメのイ」と
言うから余計わからなくなった事がある。

アイウエオを覚える張り紙が小学校の教室に
張られていた。アサヒの絵が描かれてあって「朝日のア」
イカの絵が描かれてあって「イカのイ」
沖縄ではイカ=コブシメ(甲イカ)なのだ。

11月頃から甲イカが旬になる。沖縄では正月料理に欠かせない
食材なので、11月頃から買い置きして冷凍庫に入れておく。
値段も夏場はキロ当たり1.000円だったのが1.800円くらいまで
値段もあがる。内臓を取り出して4~5キロのものが好まれるが、
大きいものになると10㌔を超える。

今まで捕ったコブシメで最大のものは12㌔ 
人が捕ったものでは29㌔というのがある。
イカの仲間ではソデイカについで大きい。
これだけ大きくなるのにさぞかし年数がかかると思うが、
イカの寿命は1年と言われている。

浅いサンゴ礁に卵を産んで、産まれるとすぐに深海の
深層水が流れるところで成長するそうだ。科学的なことは
解明されていないけれど、先輩漁師からイカの寿命は
一年だと教えてもらった。(本当かなぁ~)


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