「昨日、入れたばかりなのに、もう油が切れたさぁ」
と愚痴っていた。漁師仲間や地元の友人の多くが、
その日暮らし!毎月、決まった給料頂くような
会社員ではない。車のEランプが点灯すると、千円
持ってスタンドへ油を入れに行く。
ガソリン代、油代の値上がりはこの小さな島でも
深刻な問題となってきた。
ガソリンが、1リットル当たり160円。原油価格が
1バレル100ドルを越したと耳を疑うようなニュースが
やっていた。おそらく、まだまだ値上げがあるだろう。
子供の頃にオイルショックがあった。当時は家では
トイレットペーパーでなくチリ紙(便所紙)だった
ので、紙を山ほど買い占めて背中に背負わされて
帰ってきたことがある。帰り道に祖母が
「二宮金次郎さんみたいやなぁ~」と誉められたのか
おだてられたのかよくわからない。
「石油が無くなるそうや、石油がのうなったら
(無くなれば)紙が無くなりますのや」「ふぅ~ん」と
聞いていたが、あの時は石油から紙が出来るものだと
思っていた。中学校に入ってから紙が木から出来る事を
習い、急いで帰って祖母に「紙は木からできるんやで」
と教えてやった。「あの時は、みんな騙されましたなぁ」
と祖母は言っていたが、石油がなければ
もちろん紙を作ることも出来ない。
1974年に起こったオイルショック1バレル
18㌦~40㌦にあがったときの出来事。2004年の
原油平均価格が2~30㌦前後。100㌦とは驚いた。
この南の小さな島でも大きな事になりかけている。
今日はこの画像のような夏日でした
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