うんたま森のキジムナー

ソデイカ

ソデイカは深海に生息する大型のイカで、大きいものは20㌔、
頭だけで1mを超すものもある。宮古島では「セイイカ」と呼び、
その形から「ロケット」と呼ぶ人もいる。

沖縄では各漁協が禁漁期間を決めていて、宮古島では12月頃に
解禁になる。なんとこの大きさになるまでの期間は産まれて
から約1年だと言われている。
深海の深層水の中にいることで、この大きさになるそうだ。

長い棒(竹)の先に目印になる旗をつけて、その下に500mの
糸を垂らす。その仕掛けを10本以上流して、ブイの沈み具合で
釣果を見る。
水深約500m~1000mの場所を魚探で探して仕掛けを入れる。

肉質が固くて商品価値が低かったが、本土の回転ずしなどが
使うようになって沖縄の居酒屋でもメニューに出している
ところが増えてきた。
カラカラでは、カレーの具に使っている。

20年ほど前にソデイカ漁が始まって、初めて釣り上げたときは、
その大きさに驚いた。
ダイオウイカが上がってきたと思ったほどだ。
慣れるまではイカの墨を何度も頭からかぶり、毎日、服を
真っ黒けにして帰ってきてよく笑われた。
これからしばらくは冷蔵庫の中にソデイカが入っている。


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