うんたま森のキジムナー

墨汁

沖縄料理にイカの墨汁がある。二日酔いの
朝などには大変ありがたい。ただ口の中も
歯も真っ黒けになってしまうのが難点だ。
イカ墨汁には甲イカや白イカが使われるが、
やはり墨汁にするならスミイカでホタルイカに
よく似ている。最近ではイカ墨だけ別売されていて、
本当のスミイカのスミ汁を食べれるような店は
まずないだろう。

㎏あたり二千円以上するので、お店で出すと大変高価
なものになってしまう。今朝、桟橋の朝市で売られて
いたものを5キロほどオバァが買い付けた。
これを200グラムに仕分けして売るそうだが、100円の
儲けも出ないと言う。計り分けするときは秤の目盛も
何度も確かめて慎重に分ける。オバァとは長い付き
合いで、色々なものをいただくが、スミイカだけは
くれたことがない。
どんな食べ物でも「これは薬だ」と言うのが
オバァの口癖であるのにイカスミに関してだけは守りが
固い。イカ墨には整腸作用と血圧降下作用があると
いわれているにもかかわらず、いつもの
「これは薬だからよ」とは一言も言わないのだ。

イカ墨汁の作り方は、食べやすいサイズに切ったイカに
墨を入れて塩で味を調える。細切れにした豚肉を入れる
ところもあるようだが、イカだけのほうが美味しい。
スミイカの墨汁は、そのまま数匹のイカを鍋に入れて塩で
味を調えるだけ、シンプルで
「これが本当の墨汁だ!」と言わせる味なのだ。
明日は自腹を切って買ってみるか。

↑オバァが仕入れたイカ

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