テレビを付けると震度1の地震。
古い家なので、揺れが長ければ倒れそうだ。
地震の後に心配なのが津波で、テレビを付けるのは
津波警報を知るため。近年、南西諸島における
地震での被害はほとんどない。
1958年に、震度5の地震があり、石垣、宮古で建物が
崩壊し2名の死亡者が出ている。その後、約40年で
津波がきたのが11回、2年後の1960年にチリ大地震に
よる津波が一番大きな被害をもたらしている。
当時の事を覚えている人は多くいて、津波警報が
出るたびに、よくそのときの話を聞く。
知り合いの船長は、明け方に漁に出ようと港へ
向かうと、現在のパイナガマビーチが
見渡すかぎり干上がっていたそうだ。キラキラと
光っていたのは逃げ遅れた魚でたくさんの人が、
その魚を捕りに出てきたと言う。
魚捕りに夢中になっていると、やがて水位が増して
きて、あわてて逃げたと言う話をしていた。
「家まで海水が押し寄せて、流された家もあった
さぁ」と、まぁ、ノンビリとした話で、私が
想像している津波とは違っているようだ。
津波警報で何度か船を沖に出したことがあるが、
今まで大きな被害を体験したことはない。
「災害は忘れたころにやってくる」
体験したくはないものだ。
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