うんたま森のキジムナー

エメラルド・グリーン

飛行機の窓から初めて沖縄の海の色を
見たときは、感動した。船をとめている港の中は、
透明度が悪く濁っている。
それでも初めて沖縄に来られた人は港の海の色を見て
「すごい!エメラル・ドグリーン」
「きれいですねぇ~」と言われても返答に困る・・・・

本当にきれいで透明度の良い海水は、深いところでは
黒く浅くなるごとに青くなってくる。
ダイビングショップのスタッフがお客さんから、
よく聞かれることの一つが沖縄の海の色。
本土とつながっている海なのに、どうしてこんな
エメラルド・グリーンに見えるのか?

毎日、海に行っているのに海がどうして青く見えるのか?
ほとんどのスタッフが答えられない。

海が青く見える要因として、まず第一に、太陽の光が水の
分子に反射して、青く見える。そして第二に、海水に含まれる
浮遊物に反射する光によるもの。
美しく透明に見える沖縄の海も、目には見えない小さな
プランクトンがウヨウヨしている。
特に沖縄の島々の海岸沿いには、植物プランクトンが
多数繁殖している。
太陽光線は、これらのプランクトンに反射して、独特な
沖縄の海の色を発している。

これがいわゆる「エメラルド・グリーン」と呼ばれるもの。
夏休みになると、親子連れが多くなってきて
「どうして どうして?」と子供たちに
質問される。せめて海の色が青く見えるのは、
こういうことだよ。と言えるスタッフになってほしい。



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