うんたま森のキジムナー

十九の春

沖縄でよく歌われている「十九の春」
沖縄歌謡の大御所、本竹裕助さんと
津波洋子さんの掛け合いで歌われヒットした。
作詞者のところをよく見ると、作者不明、
もしくは本竹裕助(補作詞)と書かれて
あるはずだ。戦後、浜遊びで生まれた唄だと
言われている。

唄えば唄うほど、読めば読むほど唄の心、
詩の意味がわからない。と言った
本土の歌手がいたそうだ。「なるほど・・・」
と思う。

春といえば、これからとか、明るい未来を想像する。
私があなたに惚れたのは十九の春だった。
今さら離婚やというなら、元の十九に戻せ!
と女性が言う。「怖いお姉ぇちゃんやなぁ」
関西の人なら、きっとそう思うだろう。

しかし、男も負けてない。何を言うてんねん、
庭の枯れ木を見て見ろ、あの枯れ木に
花を咲かせろと言っているようなものやないか?
ようするに、男側に愛人が出来たから、
別れてくれと男が言っている。

ところが妻は納得できない。泥沼状態、調停に
持ち込まれたなら、あきらかに多額の慰謝料を
請求されても仕方のない状況なのに、当の男は
冗談まじりで開き直ってる。
歌詞は3番4番と続いていくわけだが、最初の
話とまったくつながらない唄もめずらしい。

サンシンの練習に唄の意味をよく理解して、
勉強しなさい。といわれても
どうも理解できない唄だ。


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