うんたま森のキジムナー

旧友

生活のパターンが変われば、こんな小さな島でも、毎日顔を
会わせていた人とも会わなくなる。

夜の漁に行かなくなって3年ほど。
セリに行かないので毎日言葉を交わしていた仲買人や漁師仲間とも
ほとんど会わない。このあいだスーパーの駐車場で
「久しぶりねぇ~」と声をかけてきたオバサン!
まったく見覚えがなかったが、あまりに親しげにはなしかけて
くるので、適当に話を合わせていた。

心の中では(この太ったオバサンはいったい何者・・・?)
「あいかわらず毎日、海に行っているの?」
「毎日、海にいってるで!他にやることもないしな。」
(いったい誰かな)
「私も海に行きたいわぁ~」
(無理 無理 水着姿なんて想像を絶するホラーや)
「もう、やめてから20年以上だもの。」

(あっ 思いだした!元ダイビングショップのスタッフだ。)

そう、私より年下で若い頃はかわいかった!
朝まで、みんなと一緒によく飲んだ!
女性は化けるという言葉をよく聞くが、まったくわからなかった。
女性に対しては失礼な言葉であるが相手がオバサンと
いうこともあって「少し太ったねぇ」と言うと
「そうなのよ・・・太ったでしょ。」

(軽く3倍くらいになってるし)

こんな小さな島にいて20年以上会わなかったわけだ。
そうそう、やめるときにお別れ会もした記憶がある。
そのあと結婚したという話を人づてに聞いた。
やめたスタッフのヒデコも、このようなかたちに変わっていくのか心配だ。




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