犬の生還
スキーで登ってる最中に、どこからともなく首輪をした犬が現れてずっとついてくる
尾根が細くなって小さな雪庇状の箇所で、雪を踏み抜き転落
自分らは勿論そんな箇所は避けて通っているが、彼?は興味を持ったらしく近づき落ちてしまった
距離にして50m程でも、傾斜がキツく新雪で4輪駆動も登れず悲しそうに鳴くので
ザックを置いて少し下りかけたが、吹雪いてきたのと雪崩を引き起こしそうなので
可愛そうだが救助は諦める。
ところが頂上で食べていると再び犬が現れた
どうも登り返すのは諦めて、下り気味にトラバースして元の尾根に戻ったようだ
皆から食べ物をもらってご満悦だが、だんだん厚かましくなって足をかけて催促してくるように
温泉で聞いたところによると、すぐ近くで飼われている犬だが放し飼いが多いので
登山者についていつも登って行くらしい
助かったからよかったが、もしダメだったら見捨てたことを引きずっていたかも??