
ルリタテハ

割と翅を全開してくれる蝶だと思う。

だけどね~、こんな土嚢袋(?)とか、
コンクリートの上が好きなのよね。

撮影者泣かせの困ったちゃん。

高い所大好きなテングチョウも、
この日は降りて来てくれた。

この春初めてのスジグロシロチョウ。

春型と夏型があり、
夏型になると翅に黒斑が出る。

過去に撮った写真を見てみると、
5月の後半には夏型になっていた。

だから、特に夏型は、
モンシロチョウと間違いやすい。
林道入口の飲み屋街を彷徨っていたら、
『樹液酒場』がオープンしていた!
とっさにカメラを向けたけれど・・・

「顔出しNGよ!」
・・・と言わんばかりに逃げられた。
しばらく店の前で張っていたら・・・

アカタテハとルリタテハが、
連れ立ってやって来た。

翅をたたんでコッソリと・・・
そんなに、
この酒場に通っているのがバレたら、
まずいのか?

先にアカタテハが席に着いた。

コッソリ来ていたはずなのに・・・

飲むほどに、酔うほどに、
翅パッカ~ンで身バレ。
「オレ、ちょっとトイレ・・・」
と、言ったかどうかは分からないが、
席を外したその隙に・・・

ルリタテハが・・・

ルリタテハも、思わずパッカ~ン。
「うんま~い!」

アカタテハが戻って来て・・・

二人、頭くっつけて・・・

なにやら密談?

「雀蜂組の女親分が、
そろそろ戻って来るらしいぜ」
「え、マジ~!?
また、この辺もぶっそうになるな~」

ルリタテハが帰ったあとも、
しつこく居残るアカタテハ。
「お客さん、そろそろ時間ですよ~。
ウチ、昼の部と夜の部、
入れ替え制ですから~」

アカタテハが来ようと、
ルリタテハが来ようと、
ず~っとしつこく、
チビチビと飲んでいたのは、ハエたち。
大きい方はハマダラヒロクチバエか?
小さい方はヤドリバエの仲間と思われる。