春のシーズンのコンサートが次々中止、延期になっている今日この頃です。
3月14日、土曜日、愛知県、一宮市墨会館での春のシーズン最初のコンサートに出演しました。
コロナウイルスの関係で、開催されるか心配しました。
ちょうど開催日の前日、会場になっている愛知県一宮市に、コロナウイルスの感染者が出たとニュースになり驚きました。
1月下旬の時点で、主催者さんがこんな判断をしました。会場が使用をストップしない限り、自分たちの研鑽の場として開催する方針で進めよう。
シークレット・コンサートとして、チラシ、チケットは配布せず、出演者が直接、コンサートのPRをしない会になりました。
当日、出演者の控室は使用せず、出演者は、客席に間隔をあけて座り、自分の出番になると客席から直接ステージへ。
出演者5名、Am.11時からの60分程度のピアノコンサートになりました。
MCやトークもなく、ひっそりとしたコンサートでしたが、出演者全員、気合の入った演奏でした。
歴女ピアニストを名乗るからには、歴史トークも入れたいところでしたが、今回は封印です。
ちょっと物足りなさもありましたが、それ以上に収穫がありました。
まずトークのための準備がなかったので、ピアノ演奏に集中できました。
そして、リハーサルからずっとコンサート中、客席にいたので、出演者はお互いの演奏もじっくり聞けたのです。
あらためて、Aさんは本当にクラシック正統派らしい風格があるなぁ~とか、Bさんは実に間の撮り方や音色の変化など巧み。自分の音楽をアピールすることがうまいなぁ~とか、いろいろ感じるものがありました。
コンサートにはピアノレッスンの生徒たちを呼ぶことはできませんでしたが、生徒たちから花が届けられました。
そして、春の訪れを感じさせる花が、ちょっぴり幸せ気分を運んでくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/0d/f039a59e79c26bd917d0fb53e4d03c19.jpg)
コロナウイルスの影響でなんとなく閉塞感のある毎日ですが、無観客でもコンサートが予定通り開催できたことに感謝しました。
一日も早くこの騒ぎが収束するよう祈っています。