歴女ピアニスト:ピアノコンサート&イベント日記

コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。

2月も小さな会場でのミニコンサート

2023-02-16 19:37:48 | ピアノコンサート
今年も小さな会場でのピアノコンサートが

開催されました。2月はピアノ独奏で出演。

普通の家庭を会場としていますので、

1回のコンサートにつき、お客様は

3組まで、出演者ともに10名ぐらいです。

告知するとすぐ満席になります。

約30分間のピアノミニコンサートです。

小さな会場ですので、とてもアットホームな

雰囲気です。コンサート終了後の

お客さんと出演者のティータイムが

あるのも特徴の一つです。

いつも盛り上がっています。

ティータイムの飲み物は「桜ラテ」でした。

ちょうどバレンタインデーなので、

ピアノ連弾のパートナーさんから

素敵なプレゼントを頂きました。

かわいい猫の缶に入ったチョコレート。

そして猫とピアノのメモ用紙です。





さて、今日のティータイムの話題は?

いつもの話題、時々古戦場に現れる、

戦国武将の霊の話ではないですよ。

今日はモーツァルトのトルコ行進曲の

話になりました。有名な曲ですが、

作曲された時期などは謎となっています。

従来はおそらくパリ時代、1778年の

作品だろうと推測されていました。

昔の書籍にはこの年号が書かれています。





最近の研究では、この曲はパリ時代の

作品ではなく、ウィーンに移ってからの

作品、1780年代の作品ではないかと

と推測されています。

なんでも自筆譜の書かれた楽譜の紙や

筆跡から割り出したデータだそうです。

一方で、ウイーン時代の他の作品と

非常に似通ったメロディがあるから

この時期なのだとの指摘もありました。

弾いていると、「そう言われると

パリ時代の作品とはちょっと違う。」

と感じていた演奏者さんもたくさん

いるようです。私もそう言われると

「それ、確かに!」と感じます。

「歴女ピアニスト」と呼ばれると

よくこんな話を向けられますね。





いや、実は詳しいのは日本の歴史、

戦国時代の地元のことだけなんです。

モーツァルトのことはそれほどでも。

でもこんな話、嫌いじゃないですね。

モーツァルトの作曲年代の話は、

なんだか、「歴史の研究が進み、

新たな当時の資料が発見されると

教科書に記載された内容が変わる。」

というのとよく似ているみたいです。






昔の書籍では、