歴女ピアニスト:ピアノコンサート&イベント日記

コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。

成人の日の思い出は?

2023-01-08 15:50:50 | 日記
今日は成人の日、街に振袖姿の若い人たちが
いっぱいです。男子は比較的地味だけど、
中には、まるで漫画に出てくる前田慶次(?)
みたいな”傾奇者”スタイルでキメてる人もいて、
面白い。思わずじっと観察してしまいました。

私の時代、成人の日は1月15日でした。
振袖姿は今と、さほど変わらないようだけれど
ヘアメイクの雰囲気は、とても変わっています。
ヘアメイクがすごく進化して華やかになった。

さて、私の成人式の頃、とても忙しかった
思い出が残っています。ちょうどその時、
海外のカリスマ指導者の先生が来日しました。





私の大学でも学生の中から、代表者が選ばれ
公開レッスンを受講することになりました。

代表者は多分3,4年生が選ばれるだろう。
まだ大学2年の私は、多分今回は選ばれない
だろうけれど、公開レッスンの申し込みだけは
するように、担当の教授から言われました。

ダメ元で申し込みをしておきました。
ところが、運よく選ばれちゃったのです。
1月になってから教授から連絡があって、
これは、大変なことになった!
それから毎日、家で練習漬けでした。
嬉しい悲鳴です。





本当は成人式どころではなかったのですが、
成人式、一生に一度のことなので、出席。
式が終わって、担当の先生のレッスンを受け、
また家で練習。あわただしい成人の日でした。

公開レッスンは成人の日から5日後の
1月20日でした。記憶に残るレッスンでした。
演奏したのは、2年の後期試験で演奏する
メンデルスゾーンの”厳格なる変奏曲”でした。





テーマの音の出し方について、先生から
1音1音、美しく響かせるように言われ、
早いパッセージの技術を磨くことばかりに
囚われていた私は、思わずはっとしました。
ま、今思えば、若かったですからね。

その時、レッスンで教えられたことは、
今でもよく覚え、大切にしています。
素晴らしいチャンスを与えられたことに感謝。
公開レッスン、今でも忘れられない思い出です。





成人の日が来るたびに、公開レッスンのこと
思い出します。そして心の中にバリエーションの
テーマが流れていきます。

この公開レッスンで得たことを次の世代の
みなさんへと受け渡していきたい!
そんなことも思うようになったこの頃です。









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